河口まなぶ、MiTo買う 現代FF最高の最高峰!
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:小林 俊樹
ミトはアバルト・グランデプントよりも後に登場しただけに、電子制御がさらに進んでいるのも特徴。それがアルファDNAシステムと呼ばれる走行モード可変機構だ。
DNAはそれぞれ、D=ダイナミック、N=ノーマル、A=オールウェザーを意味し、シフト横のスイッチで各モードへの切り替えが可能。制御されているのはエンジン(スロットル)のレスポンス、パワステの操舵力、横滑り防止装置ESPの3点で、Dではまず最大トルクが23.5kgmとなった上でレスポンスが良くなり、操舵力に重みが増してダイレクトになり、ESPは介入が遅くなることで姿勢変化の邪魔をしなくなる。さらにESPの付加機能である疑似LSDのエレクトリックQ2がコーナー脱出時に確実にトラクションを与えるなどする。N、Aは ご想像の通り、各部分がそれぞれ穏やかな制御になる。
しかもミトが素晴らしいのは、これまでのスポーツモデルで必要とされたESPのオン/オフが存在しないこと。つまりESPを切れないのだ。なぜお仕置きモードのESPが切れないのに素晴らしいかといえば、実はこの辺りも良く考えられており、開発時にESPをオフにして走るよりも、Dモードで走った方が確実に速い設定を導き出しているのである。だから従来のスポーツモデルでサーキットを走る場合、ESPをオフすることでリスクを承知でスポーツドライビングを楽しんだわけだが、ミトでは最終的にはESPが救ってくれるからリスクなしで安心・安全にスポーツドライビングが満喫できるわけだ。
多くのスポーツモデルでは最近ESPのオン/オフの間にスポーツと呼ばれるモードを備えるが、ミトはそれよりもさらに一歩先を行く思想と哲学で、オフにせずとも最大限に性能が引き出せるのである。そう考えると従来のイタ車のイメージからは遠いが、実は先進的な制御を行っているといえるわけだ。
ちなみに同様の思想と哲学はアバルトの第2弾であるアバルト500にも受け継がれる。
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