新型911超速レポ後編、マニアもアンチも惚れる
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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ここまでの報告では、ひょっとすると硬派のオーナーから「なんだ、911は堕落したのか!」という指摘がなされるかも知れない。
その心配は私も同じだった。しかしサンタ・バーバラ近郊のプライベート空港に特設されたショート・サーキットで見せたカレラSのアグレッシブでダイナミックな走りは旧モデルを間違いなく凌駕していた。PDCC(ポルシェ・ダイナミック・シャシー・コントロールマネージメント)をセットし、サウンド・シンポーザーをオンにするとどこかにしまい込まれていた懐かしい(!?)金属的なボクサーサウンドが響き渡る。ジムカーナの兄貴のような短距離のコースであったが、ここでニュー・カレラは驚きのスポーツ性能を発揮した。それは新たに採用されたEPS(エレクトリック・パワーステアリング)の正確で軽く、シュアな操舵感(ゲイン)に負う所も多い。しかもこれが初めての採用なのだから恐れ入った。さらにアクティブ・アンチロール・コントロールによって姿勢を崩さずコーナーのインを攻めるのも新しく楽しい経験であった。
ところで飛行場の特設サーキットで乗ったカレラに装備されていた7速マニュアルだが、もちろん7速PDKをベースにしているのは明らかである。ただしPDKと比べると3速はやや高く、そして7速はオーバードライブであるが、ドライバビリティを考えて反対にやや低く設定されている。つまり最高速度は6速で到達する。また低回転で4速から7速へのミスシフトを防ぐためにメカニカル・ロック・システムが採用されており、いったん5速あるいは6速を経由しないとロックが解除されないようになっている。操作性は明らかにちょっと面倒でオプションのPDKをお勧めする。
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