アウディA5 カブリオレ ソフトトップだけの魅力
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:中野 英幸
アウディA5カブリオレ最大の特徴はソフトトップを採用していることにある。BMW 335iカブリオレやレクサス IS-Cといった直接的なライバルだけでなく、プジョー 207CC/308CC、VW EOS、ボルボ C70、メルセデス・ベンツ SLK/SL、フェラーリ カリフォルニアなどなど、オープンカーの電動ハードトップ化は時代の趨勢だ。なにしろライトウェイトスポーツたるマツダ ロードスターでさえ電動ハートトップが過半数を占めているのである。
そんななか、なぜアウディはソフトトップを採用してきたのか? 読み進む前に、まずはトップを閉じた状態の写真をとくとご覧いただきたい。撮影したのはベージュ系メタリックにブラウンのソフトトップをコーディネートしたモデルだが、艶やかさと大人の落ち着きが感じられる雰囲気は抜群にお洒落だった。これ以外にも、ボディとソフトトップの強いコントラストがオープンカーらしい華やかさをアピールする「ホワイトのボディと赤いソフトトップ」というコーディネートも素敵だ。
ソフトトップを閉めれば普通のクルマになる電動ハードトップ車に対し、ソフトトップ車はトップを閉めていてもオープンカーであることを強くアピールする。たとえボディと同色系のソフトトップを選んだとしても、キャンバス地のソフトトップには塗装面とはまったく違う独特の風合いがあり、それが並のクルマでは決して味わえない存在感とエレガンスを発揮するのだ。ロールスロイスやベントレーといった超高級ブランドのオープンモデルが、いまだソフトトップを採用している理由もそこにある。
A5カブリオレには8種類のボディカラーと、ブラウン/レッド/ブルー/ブラックの4種類のソフトトップが用意されていて、合計32種類のコーディネートが楽しめる。なかにはあまり相性のよくないものもあるが、いろいろと思案して自分らしいコーディネートを見つけるのはとても楽しい作業になるだろう。
もう一点、ソフトトップだからこそ実現できたルーフラインも注目ポイントだ。とくに2シーターに比べてルーフが大きくなる4シーターの場合、電動ハードトップは折り畳みの都合上ルーフラインやピラーの角度に制約が出る。ソフトトップの方がより自由にルーフラインを設定できるというのがアウディの主張だが、横から眺めてみると、たしかにA5カブリオレのルーフラインは美しい。スーッとほぼ直線的に伸びてストンと落ちる形状は、たとえ3分割式にしても電動ハードトップでは実現できなかっただろう。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
2024年版 乗り心地が良すぎて昇天する最新「高級車」 10選 羨望のラグジュアリーカー
新型「Eクラス」のPHEVは、バーゲンプライスの998万円から。メルセデス・ベンツの本気がうかがえる「Sクラス」級の走りとは
まるで遊園地の乗り物:KR200 衝撃吸収ゾーンは自分の足:イセッタ 完璧主義なバブルカー・マニア(2)
何度でもやり直す! BMWイセッタに30年 メッサーシュミットには11年 完璧主義なバブルカー・マニア(1)
快適性と音質の一石二鳥。夫婦が選んだアウディA4の革新的なアップグレード
労働時間が制限されるのに5時間も待機……ってこれじゃ荷物が運べない! トラックドライバーの荷待ち問題が深刻すぎる
1990年代のマニアックなセダン3選
ブリッツがエキゾーストシステム「ニュルスペック・カスタムエディション」にGR 86(ZN8)/ BRZ(ZD8)用を追加
アストンマーティンがラグジュアリーSUV「DBX707」のインテリアを刷新、最先端のインフォテイメントシステムを搭載
ながらスマホのドライバー「気づけ!」 工事作業員の命奪う“規制帯へ突っ込む事故” 対策あの手この手
結婚式が「ドライブスルー」できる!? 八百屋やクリーニングも「車上で完結」! 実際に存在する「ユニークすぎるドライブスルー」5選
ハースF1小松礼雄代表、ポイントシステム変更案を歓迎「チームにとってもモチベーションになる」
高級ミニバン「LM」が苦戦!? “大本命”6人乗り1500万円“バージョンL”が5月に登場か
【ホットハッチは好きですか?】ポロGTI生誕25周年モデル登場 227台限定で486万円
史上最強のディフェンダー“オクタ”まもなく登場。V8搭載で2000万円級も初回220台は即完売か
ホンダが斬新デザインの電動SUV「e:NP2」を中国で発売。足元揺らぐBEV市場に不安も…
WR-Vには負けられん! 「ヴェゼル」が新顔「ハント」を加えて色々テコ入れ、格の違い目指す
【1年以内に発売予定!】トヨタ新BEV「bZ3C」&「bZ3X」を中国で世界初公開
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!