イヴォーク試乗、3ドアも5ドアもイケてる!
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:菊池 貴之
2008年、デトロイトの北米オートショーにLRXコンセプトとして姿を現し、2010年のパリサロンに市販モデルがデビュー、ヨーロッパでは2011年に発売された後、いよいよ今年3月早々に日本でも発売開始、というのがプレミアムコンパクトSUV、レンジローバー・イヴォークのこれまでの略歴だが、では、こいつはいったい何者なのか?
それを解く鍵のひとつは、ランドローバー社の低価格ゾーンに位置する製品でありながら、“レンジローバー”を名乗っていることにある。つまりそれは、このランドローバー社がその創立時から得意とするモデルレンジであるマルチテレインヴィークル、すなわち道を選ばずどこでも走れる自動車の形態を採ってはいるものの、いわゆるライフスタイル系商品としてのキャラクターが強いことを示している。
そしてもうひとつの鍵が、そのスタイリングである。オールテレインヴィークルの現代風発展型といえるSUVのカテゴリーに属するクルマでありながら、強いウェッジシェイプを採用したフェンダーラインと、その上に載った極端に見えるほど上下に薄いグラスエリア、それに低いルーフを持つエッジーでシャープなエクステリア。これもまさに、イヴォークがライフスタイル系プロダクツである何よりの証拠だといっていい。
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