80km/hまで逆位相(!)に切れる新型メガーヌの痛快な後輪ステアを体感
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:菊池 貴之 1
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エンジンの頼もしさや駆動系のシッカリ感を影で支えているのは、新しいシャシーの出来映えだ。日産と共用するプラットフォーム「CMF」(コモン・モジュール・ファミリー)は、ひとつ上のDセグメントにも用いられるキャパシティを持つとのことで、その骨格が非常に強く感じる。なおかつDセグよりは補強が少ないのだろう、どっしりとした重厚感こそないが車体の軽さがあり、そこに反発感がないのも剛性が確保されている証拠だと感じた。
しかしメガーヌ GTの大きな特徴をひとつ挙げろといわれたら、こうした基本的な説明をすっ飛ばしてでもそのハンドリングの特異さを述べるだろう。「4コントロール」と銘打たれたリアステアの威力は、ワインディングロードにおいて“キレッキレ”の旋回性能を味わわせてくれたのである。
「4コントロール」の制御を説明すると、それはいわゆるリア・アクスルステア。日本ではホンダや日産がとっくの昔に実現しているアイデアであり、決して目新しいものではない。最近は「ポルシェ 911」や「メルセデスAMG GT」、「ランボルギーニ アヴェンタドール」といったロングホイールベースのハイパースポーツたちが低速コーナーでの旋回性を高めるために用いており、SUVでは「アウディ Q7」のような大柄なクルマの小回り性を高めるために普及が始まっている。
とはいえその後輪制御を、この価格帯のモデルに投入した点はルノーらしいアグレッシヴさと言えるだろう。ちなみにメガーヌでは後輪車軸にタイロッドを取り付け、前輪の操舵角、操舵スピード、そして車速という3つの条件を、1秒間に100回という演算速度で電子制御アクチュエーターに伝え、リアタイヤのトー角を調整している。
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