ボルボXC40はカジュアルな秀作SUV。タイヤサイズが悩みどころ
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:小林 俊樹
エクステリアに歩調を合わせる形で、インテリアもカジュアル度を高めている。とくに、すでに売り切れてしまったが、オレンジのドアトリムとフロアカーペットを採用したファーストエディションのインテリアはこれまでのボルボにはない明るさと若々しさを強くアピールしている。とはいえ、ブラックやベージュのインテリアもなかなか素敵だ。
もちろん、389万円~という価格だけに、XC90やXC60ほどの高級感はない。しかし大型タッチスクリーンを核とした「ボルボ・センサス」は液晶サイズを含め上位モデルと同じものを使っているし、ステアリング、エアコン吹き出し口、液晶メーター、ルームミラー、スイッチ類など、細かいパーツの質感にも手抜きはない。ボルボ流にいえば「上質なスニーカー」ということになるだろう。価格は控えめ、テイストはカジュアル、けれどもプレミアムブランドに求められるクオリティはきっちりとクリアしている。
使い勝手へのこだわりも特筆ポイントだ。アームレストを兼ねたフロアコンソールボックスはティッシュボックスが収まるほど大きく、シート下には隠し小物収納があり、スピーカーを上部に移すことでドアポケットも大型化した。ペットボトルやiPad、ノートPCも楽に収まる大きさだ。また、グローブボックスを開けると隠しコンビニフックが現れ、ステアリングの右下にはカードが2枚スマートに収納できるホルダー、さらにあえて場所は書かないが、簡単に手が届く場所にもう一枚分の隠しカードホルダーがある。スマホを置くのにちょうどいいセンターコンソールは置くだけ充電対応。Bluetooth経由でセンサスと接続すれば、ケーブルなしでもバッテリー残量を気にすることなくお気に入りの音楽やストリーミングを楽しめる。ちなみにUSB端子は2個。そのうちのひとつは端子の周りに白い縁取りがあり、こちらがApple CarPlay対応となる。
荷室容量は床下収納を含め460L。少しだけ全長が短いV40に対して+125Lの大きさを確保した。後席は1:2の分割可倒式だが、中央部には開閉式の蓋が付いているため、4人乗車で長尺モノを積み込むこともできる。フロアボードを引き上げると現れるフックや、取り外したトノボードを床下に簡単に収納できる工夫も便利だ。
室内スペースも十分で、身長175cm級の大人4人が無理なく乗り込める。後席の座面は高すぎず低すぎず、座り心地もいい。ただし上部が後方に大きく伸びたドア形状のため、乗降性はあまりよくない。とくにドアを大きく開けられない場所では、乗り降りの際にかなりアクロバティックな身のこなしを要求されることになりそうだ。ここは、XC40の数少ない弱点のひとつである。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
『DS 7』の特別仕様、「RIVOLI E-TENSE 4x4」を発売…価格は794万4000円
売れっ子チューニング系ライターが「A PITオートバックス京都四条」の本当の使い方を伝授! 普通のオートバックスとは何が違う?
トヨタ セリカ1600GT(昭和45/1970年12月発売・TA22型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト061】
F1第7戦木曜会見:独特の雰囲気と歴史、追い抜きの難しさ。オールドサーキットのイモラにドライバーは賛否両論
スバル、『WRX S4』で15回目のニュルブルクリンク24時間耐久レースに挑む
悲願のスーパーフォーミュラ初優勝に向けて好位置確保。2番グリッド牧野任祐「決勝に向けてポジティブ」|スーパーフォーミュラ第2戦オートポリス
F1、ペナルティ上等“マグヌッセン走り”阻止に向けてルール変更を検討へ。ただし施行を急がず
日産 新型「ノートSUV」間もなく世界初公開! 精悍グリルがカッコイイ! 新型「ノート“クロスオーバー”」発表へ
航続1000kmの電動SUV発表、中国NIOが新ブランド立ち上げ
飛行機に! ボブスレーに! シューズに! クルマと「他スポーツ」の切っても切れない関係
苦戦した開幕戦から2ヵ月……岩佐歩夢が本領発揮。予選ぶっちぎりポール獲得で自信深める「ちゃんと形にできたことはすごく大きい」|スーパーフォーミュラ第2戦オートポリス
【人とくるまのテクノロジー展2024】マツダ 「MAZDA MX-30 Rotary-EV」の展示やクルマ好きの会社をアピール
三菱の軽EV「eKクロス EV」一部改良。グリーンやライラックのお洒落系カラーも登場。価格上昇は控えめ
「ランドクルーザー250」のおすすめグレードとは? 長く乗りたい人は“ナビ選び”に注意!?
コンパクトSUV「キックス」が仕様向上 日産創立90周年記念モデルは装備が充実!
【禁断のアウトドアミニバン比較】新型フリードクロスターとデリカD:5を比べたら、意外と悩ましい結果に…
アウトドアでも人気の日産「キャラバン」が改良 アースカラーな2つの新色も追加!
日産「エクストレイル」仕様向上! 日産90周年記念車も同時に登場、アクセントは「カッパー」
アメリカでハイブリッド勢が大躍進。EV神話のメッキがはがれて…この後どうなる?
新型「ゴルフGTI」欧州発売。大幅改良で魅力アップも…円安で驚愕の700万円超えもあり得る?
超人気モデルの納期「ウン年待ち」は今どうなってる? ランクル、アルヴェル、ジムニー最新事情