5代目ステップワゴンに超速試乗、新採用「わくわくゲート」が面白い
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:中野 英幸
上開きと観音開きのよさの一挙両得を狙ったのがサブドアだ。まず上開きにしても横開きにしても、開口部の地面からの高さが445mm(FF車)に抑えられているので、荷物の出し入れや人間の乗り降りがしやすい。サブドアは3段階で開度を調整することができ、最少だと後方に40cmせり出すだけなので、後ろに壁が迫る駐車場に入れても開閉できるのは便利。
「わくわくゲート」とはよく言ったもので、実用的なだけでなくなぜか楽しい。サブドアから乗り降りするのは、玄関じゃなく裏の勝手口から家に入るみたいで新鮮だ。わくわくゲート導入に合わせ、新型は3列目シートを左右分割で床下へ格納できるようになった。サブドアが開く左側の3列目シートを格納しておけば、1、2列目へのアクセスも楽。サブドアは停車中に限って室内からも開けられる。
凝った仕組みを採用することで剛性感がどうかと触れるまで気になっていたが、どういう動きをさせても立て付けはしっかりしていたし、もちろん走行中に異音が発生するようなこともなかった。また、リアガラス内にピラーが存在することで、ルームミラー越しの後方視界の一部が遮られるのは確かだが、ピラーは細いので、慣れれば気にならなくなるレベルではないだろうか。
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