2シリーズが大幅改良で質感向上。貴重なコンパクトFRをお見逃しなく
掲載 更新 carview! 文:竹花 寿実/写真:Kimura Office
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BMWの「1シリーズ」と「2シリーズ」(クーペ/カブリオレ)は、BMWブランドの末っ子でありながら、コンパクト・クラスでは貴重な後輪駆動プラットフォームを採用したモデルとして、走りの良さを重視するユーザーから高い支持を集めている。次世代モデルは前輪駆動にスイッチすると言われているだけに、現行モデルは今こそ注目すべき存在と言えるかもしれない。
その1&2シリーズが、Mパフォーマンス・モデルや唯一のMモデルである「M2 クーペ」も含めてフェイスリフトを受けた。今回の改良では、パワートレインやシャシーは基本的に従来通りだが、エクステリアとインテリアのデザインがリフレッシュされている。今回は、ドイツ市場でのデリバリー開始に合わせて7月21日にミュンヘンで開催された試乗会で、「ニュー 2シリーズ クーペ」および同カブリオレの出来映えを確認することができた。
新しい2シリーズ クーペ/カブリオレを目にして、まず感じたのは高められたプレミアム感だ。エクステリアは、新形状のキドニーグリルやヘキサゴン・デザインのLEDドライビングライトを備えた新しいヘッドライトや、新デザインのフロントバンパー、LEDリアコンビランプなどを採用。バイLEDヘッドランプも標準装備となり、オプションでアダプティブ・バイLEDヘッドランプも選択可能となっている。
従来モデルからの変化は、特に大胆というわけではない。どちらかと言えば控えめでさりげない変化といった感じだ。ところが、新型は一見して新しいと判り、ひとまわり立派になった印象を放っている。しかも、 2シリーズらしさは失っていない。稀に見る見事なデザイン改良である。
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