スバル ソルテラで550km長距離ドライブ 走りや充電…使って感じたあれやこれ
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:編集部 40
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:編集部 40
では、「BEVで行く比較的長距離のドライブは(充電の面で)どうだったか?」に移ろう。
東京・恵比寿のスバル本社ビルを出た筆者と編集Kは、そこから約230km先にある群馬県の四万温泉を目指した。
ソルテラ(ET-SS/AWD)のWLTCモードによる一充電走行距離は542kmであるため、計算上は途中で急速充電をせずとも難なくたどり着けるはず。下手をすれば帰路も充電なしで帰京できる可能性すらあるだろう。
だがスバル本社ビルを出る際にメーターパネルを見ると、バッテリー残量100%に対して、航続可能な予想距離は387kmとの表示。「……WLTCモードとずいぶん違うやんけ」とは思うが、まぁ230kmぐらいなら余裕で走りきれるだろう。たぶん。
そして結果はそのとおりで、約230km走って四万川沿いの宿に到着した際のバッテリー残量は「26%」との表示。けっこう余裕であり、スバルから参考として事前に教えられた「途中途中のポイントにおける予想バッテリー残量」とも、その都度おおむね合致していた。
そのため途中で急速充電をする必要性はいっさい感じず、またBEVで遠くへ行く際に特有の「バッテリーの残量表示を見ると胃が痛くなる」という現象も発生しなかった。
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現状、ソルテラぐらいの車格のBEVであっても、さすがに「東京から鹿児島まで1300km走ります!」みたいな無駄にレアな使い方をするには、約30分間の急速充電を何度も行う必要がある。はっきり言って面倒くさいし、かったるい。やりたくない。
だが片道200kmか300km程度の旅、つまり多くの人が日常的に行う“小旅行”であれば、何ら問題もストレスもなしに使うことができる。まぁ旅先の宿に200Vの普通充電設備があることがマストにはなるが、パワフルで静かでスムーズなBEVでちょっとした旅に出るという行為は、きわめて愉快なものであった。
2030年以降、仮にBEVだらけの世の中になったとしても、私は「車がある生活」を今とほぼ同様に楽しめるのだろう。
(次のページに続く)
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