新型プジョー308に試乗! 戻ってきたネコ足+上質
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:中野 英幸
ブランドは、常に同じ味わいを提供し続けてるようで実は違う。ファッションもクルマも時のデザイナーや経営方針、時流によって変わるのだ。中でもフランスのプジョーは絶妙かつ華麗にテイストを進化させて高い人気を保ち続けてきた。とくに私の記憶に新しいのは、80年代に大ヒットしたピニンファリーナデザインの205シリーズである。そのSOHCとは思えないパンチのあるエンジンや、走りもさることながら、コンパクトカーとしては圧巻の美しさに度肝を抜かれたもの。
お次、90年代に大流行した206シリーズも凄かった。205の王道を行く美しさから一転、プジョーが“Feline”と呼ぶ、ネコ科の動物のようなキャラクター性の高いデザインを採用。走りもフランス車特有のしなやかさを保ちつつ、現代的な信頼性を合わせ持ち、昨年までに累計550万台という歴代プジョーで最大のヒット作となったのだ。
で、さらなる新展開と呼べるのが、昨年登場の207シリーズに加え、先の5月に日本に上陸した308シリーズである。これは206シリーズ同様のネコ科デザインではあるが、ある種、過剰と言えるほどの“個性偏重主義”だ。ほとんどボンネットの半分の長さにまで達した切れ長ヘッドライトに、ベローンと舌を出したようなV字ボンネット、ボディサイドの張り出しも、今までの実用ハッチバックじゃありえないほどグラマラス。
それでいて全体的に破綻がないのはさすがのプジョーのデザイン力だが、いずれにせよ、昔の実用ハッチバックの面影はない。それはある種、極端なまでにプジョーらしさを強調したデザインであり、誤解を恐れずに言えば、ちょっと少女漫画チックなまでのシンボリックなデザインである。いったいプジョーはこれからどこに行こうというのか。
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