シトロエンC5海外試乗記 第1弾、森口将之編UP!
掲載 更新 carview! 文:森口 将之/写真:シトロエン・ジャポン
掲載 更新 carview! 文:森口 将之/写真:シトロエン・ジャポン
キャビンはセンターパッドが固定のステアリング以外は常識的な造形。近年のシトロエンの例にもれずクオリティが高い。でもこのクルマに乗ったら、それよりシートに気持ちが行くはず。見た目からして大きく、分厚く、カラダを包み込むようなカタチのそれは、最近のクルマとしてはふっかりしていて、腰を下ろした瞬間にシトロエンであることを実感するからだ。
とくに2リッターについていたモケットシートが心地いい。一方電動となるV6のレザーシートは、背もたれの上半分だけをリクライニングできるほか、マッサージ機能までつく。これもまたシトロエンの快適指向のあらわれと見た。
リアシートは空間的にもじゅうぶんだし、それ以上に厚みや固さ、角度が考え抜かれていて、フロントとの差をあまり感じない。タイヤハウスの出っ張りがなく、乗り降りがラクで幅いっぱいに使えるのはシトロエンの美点だ。
逆反りのリアウインドーのおかげで大きく開くトランクは、467リッターという数字以上に広く感じる。これで不足な人はジュネーブ・ショーでデビューしたブレーク改めツアラーを選べばいい。こちらは533リッターを豪語するのだから。
2リッターの車重は1583kgに達する。でも加速に不満はなかった。ギア数が多ければさらに機敏にダッシュするだろうが、この4速ATも変速タイミングは的確で、4速なりに熟成されていた。限られたパワーを速さに結びつけるという、かつてのフランス車の走りを味わえると好意的に評価してしまったほど。もちろん3リッターV6と6速ATのコンビのほうが余裕があり静かだけれど、ウエイトは1725kgもあるし、エンジンは高回転を好む性格なので、スペックほどの大差は感じなかった。実はそれ以上に、足の違いが大きかった。
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