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BMW i8プロトタイプ。今度は清水和夫が報告

BMWのPHEVは間違いなくサラブレット

実物を目の前にすると意外にコンパクトで、全長4689mm×全幅1942mm×全高1293mmとスポーツカーのサイズをもっている。全長は短いわりにホイールベースが2800mmと長くできたのは、ミッドシップに搭載されるエンジンがコンパクトだからだ。

0-100km/h加速が4.5秒、最高速が250km/h(リミッター作動)というパフォーマンスのPHEVだが、その速さの質はガソリン車とは異なるものだ。欧州での燃費は2.5L/100km。リッター40km/h以上のスペックを誇る。

実際に乗って見ると発進はモーターなので静かでトルクフル。エンジンが始動するとそのパワーに驚く。2Barのブースト圧だが、モーターで加速している間にブースト圧が高まるから、リヤタイヤに3気筒ターボのトルクが伝わると、まるで二弾ロケットのようなパンチ力ある加速を見せる。60km/h以下では草食系の素敵なスポーツカーだが、エンジンが目を覚ますと肉食系に変身する、そのギャップが楽しい。

ハンドリング性能もBMWのスポーツカー・Z4より高そうだ。重心が低いので路面に吸い付くように走る感じだ。低重心なのでサスペンションを固めなくてもロール剛性が高いから、乗り心地もいい。

「BMW i8」のチーフエンジニアは「カメラや家電業界の変化は速い。古いビジネスモデルが消滅し新しい価値が登場している。自動車産業もどこかで新しい価値観にチャレンジしないといけない」と話してくれた。快適性とダイナミクスがこれほど高い次元で両立しているスポーツカーは他にないかもしれない。テストコース限定、プロトタイプのテストドライブであったが、「BMW i8」は間違いなく新しいスポーツカー、いやGTカーの世界を切り拓くことだろう。

価格はフランクフルトショーで発表されるが、欧州向けのプロト試乗会では20万ユーロを越えることはないだろうというコメントが出たそうなので注目だ。

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