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【世界も太鼓判を押した実力派】新型「アコード」はなぜ母国日本で月200台の弱気なのか?

世界が認める実力派セダンは日本でも成功するか?

乗ってみると走りや乗り心地の洗練度が印象的です。新型アコード、まずは全体の動的質感や操縦フィールが極めてスムーズで自然。ハイブリッドシステムのe:HEVはほぼ全域でエンジンが発電に徹する電動フィールが特徴ですが(高速クルーズでは直結モードも使用)、有段トランスミッションを模したスポーティで一体感のある加速が演出され、エンジン車のような気持ち良さをもち合わせています。

そしてカメラマンとジャーナリストの3人乗車で向かった芦ノ湖スカイラインでは、コーナー後半にかけてRがキツくなりステアリングを切り足すシーンで、ドライバーの意図通りに切り足した分だけノーズが内側に向く懐の深さが見事で、「おお、これがカーブ内側前輪をブレーキとモーターで協調制御して、前輪グリップを高めて旋回性を上げるモーションマネージメントシステムか」という感じに盛り上がります。

ドライブモードによって標準装備のアダプティブダンパーが性格をガラリと変えるのも見もので、スポーツモードではシャッキリ、コンフォートモードではしっとり上質な乗り心地と、TPOに合わせて使い分けが可能。後席の居心地や乗り心地も優秀で、家族や友人を乗せる時はコンフォートモードを選ぶと、ドライバーとしての格が上がること請け合いです。

>>新型アコードをギャラリーでチェックする

・・・さて結論ですが、乗って&走らせてみると実に懐の深いイイ車で、口うるさいジャーナリストの面々を唸らせる上質感が随所に感じられるアコード。北米をはじめとする世界市場で、セダンの太鼓判として評価されているのも納得です。このクルマを選ぶドライバーは、舌の肥えたクルマ趣味の有段者という感じでしょうか。

一方、走行フィールの奥深さや洗練された使い勝手よりは、押し出し感やキラキラ感のあるデザインや話題性のあるギミックに引き寄せられがちな日本のユーザーは、わかりやすい新世代感をまとった「クラウン」などに目移りしてしまう可能性はあります。ファミリー目線ならミニバン、アクティビティや今風のクルマ選び目線ならSUVが選ばれる日本では、200台という月販目標も止むなしでありましょうか。

セダン苦境というのは今や日本に限った傾向ではありませんが、クルマ趣味が世界のスタンダードと大きく異なる日本で、ド直球の正統派セダンである“世界のアコード”がどのように受け入れられるのか、引き続き注目したいと思います!

(終わり)

写真:望月浩彦、ホンダ

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