マクラーレン セナには速度感がリセットされそうな快感がある
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:マクラーレン・オートモーティブ
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:マクラーレン・オートモーティブ
さて、予習はこれぐらいにして、そろそろ走り出したい。何と、まずはコース習熟のために720Sで4周したのちに、いよいよセナの試乗である。軽いディへドラルドアを閉めると、下側の窓から地面が見えるのが不思議な感覚だ……などと言っている暇もなく、フルバケットシートに身体を滑り込ませたら6点式ハーネスを強く締め上げ、慌ただしくコースインする。
違いはピットロードを過ぎて1コーナー先へと入っていく時点で、すでに明らかだった。ステアリングが格段にクイックで、きわめてシャープにノーズがインに向くのだ。しかも、それは決してギア比だけが先行したような感覚ではなく、操舵と同時にまるで平行移動するかのように曲がっていく。セナの後では、720Sがサルーンに思えた…というのは本当の本音である。
パワートレインも、まさに胸のすくという言葉が相応しい。アクセルペダルを踏み込むと同時に即座にトルクが立ち上がり、すぐに強力な加速が始まったかと思うと、どこまでもその勢いがまったく衰えない。しかも、その際には頭上を走る、エンジンへと吸気を送り込むシュノーケルからのゴーッという音で車内が満たされるから、迫力は半端ない。
720Sはターボエンジンであることを良い意味で意識させないリニアなパワーカーブを持っていたが、セナは持てる力のすべてを、即座に発揮するという印象だ。その分、コントロールは難しくなり、特にコーナリング中のアクセルワークには気を遣うが、速さに直結した特性であることは間違いない。
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