シトロエンDS5、ディープな走り味は健在か?
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:菊池 貴之
実はDS5、去年の晩秋に開かれた南仏ニースを起点とする国際プレス試乗会でも試乗してきたが、そのとき用意された試乗車は、156psの1.6リッター直4直噴ターボ+6段AT、200psの1.6リッター直4直噴ターボ+6段MT、ターボディーゼル+電気モーターによる4WDハイブリッドの3モデルだった。今回、日本で発売されたのは156ps直噴ターボ+6段ATのモデルで、日本名は「DS5 Chic」。プライスは標準仕様が400万円、レザーシート仕様が425万円、最上級のクラブレザーシートを備える仕様が445万円とされる。
今回はDS5を走らせる前に、まずDS4のSport Chic、つまり200psエンジン+6段MTの仕様に乗ってみた。1.6リッターターボの200psを6段MTで走らせる加速はもちろん活発なもので、想像どおりパフォーマンスは充分という印象。ではシャシーの分野はというと、不整路では履いている18インチタイヤの重さを意識させるものの、独特の滑らかさのある乗り心地は、やはりシトロエンらしい。サスペンションは比較的ソフトなのでロールは少なくないが、18インチタイヤは路面を執拗にグリップするから、タイトコーナーでもアンダーステアの軽いコーナリングを味わうことができた。端的にいって、快適さとスポーツ感覚が適度に混じり合った印象の乗り味である。
そこでDS5に乗り移る。DS4のダッシュがC4と基本的に共通であるのに対して、DS5はそこに専用デザインが施されているのに加えて、時計のストラップからヒントを得たというウォッチストラップデザインが施されたレザーシートが、そのカラーと相まって独特の質感を醸し出している。それやこれやでDS5のインテリアには、シトロエンいうところのフレンチシックな空気がたしかに漂っている気がする。そこで、僕の好みからいうともう少し低く座りたいドライバーズシートに身体をあずけてATセレクターをDに送り、軽くスロットルを踏み込むと、DS5は滑らかに走り出した。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
オコンがカナダGP欠場のうわさを否定。ガスリーとのインシデントに対するオンライン上の中傷を批判
ホンダ「新型スポーティコンパクト」登場へ まさかの「次期シティターボ」!? 丸目“旧車デザイン”で期待の「斬新モデル」 26年に投入なるか
【MotoGP】マルケスの来季をめぐり揺れるライダー市場。本人は「グレシーニ契約時からこれを期待していた」と余裕見せる
小さなランクル登場へ!! [ランクルFJ]は伝統のラダーフレーム採用! 約350万円で2024年末登場か!?
自転車も違反によって「講習会」の受講命令が下る! バックレると「罰金」だった!!
スーパーGT第2戦富士、その舞台裏で起きていた車検違反の協議。お咎め無しの裁定に坂東代表が私見「規則の解釈に関しては話をすべきだが……」
【クルマら部】クルマ愛クイズ!今回は「トヨタ・ヴィッツ」から全4問!
ピレリ、フェラーリとポール・リカールで2日間のタイヤテストを完了。2025年用コンパウンドや新ウエットタイヤを評価
スバル[BRZ]の一部改良モデルが生産終了! 間もなく毎年恒例の年次改良を発表か?
ヤマハ、カタルーニャGPに続き新エアロで走行。リンス、プラクティス2番手の要因は/第7戦イタリアGP
「紀伊半島ぐるり高速」の最南端でトンネル貫通! 未開通区間でも工事着々
クルマの「左寄せ」って危なくないですか? ギリギリで“接触”する危険もあるのではないでしょうか。 教習所で教わる「キープレフト」はどのような運転をすれば良いのでしょうか?
“想定外”が頻発する耐久の現場。技術開発に留まらない、トヨタが水素で挑戦するワケ【S耐富士24hレース】
【そもそも買えるの?】ランクル300と250、レクサスLXとGX。“最強に買い”なモデルとは
【228万円】一番安いのに装備が充実…? 「マツダ3 ファストバック 15S」はアリかナシか
売れてる軽EV「サクラ」がライラック×黒の乙女系2トーン追加や仕様向上。価格は約4~5万円上昇
こっちが本命? ノートクロスオーバーがデザイン一新。タフ感強調で本家よりアリかも…?
【電動ツインブースト!】新型「911」の目玉はハイブリ搭載「GTS」。加速が大幅進化の理由
ヒロミ絶賛の乗り心地、電動トノカバー高すぎ!? 発売から3ヶ月経ったトライトンのユーザー評価は?
BMW最小SUV「X1」に新グレード追加! 1.5Lの“sDrive18i”は最安の540万円
活気を取り戻すイタリア車。名門「ランチア」の“懐かし系”ニューモデルたちは日本に入ってくるか?