【実走テスト】スマートフォンがカーナビに変身
掲載 更新 carview! 文:高山 正寛/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:高山 正寛/写真:篠原 晃一
さて、早速、編集部G氏の運転でまずは都内の一般道を走ってみた。『SPX-SC01』に装着したXperiaの画面サイズは4インチ、大きさだけ聞くと「画面が小さいのでは?」と思うかもしれないが、これが予想以上に、いや、かなり見やすい。ハード側としてはXperiaの液晶ディスプレイが高精細化されていること、ソフトウエア側はドライブネットの地図自体がドライブ専用として作られているからだろう。
そもそもこのアプリ自体はドコモとパイオニアの共同開発によるもの。道路の“種類”や視覚上の“太さ”など、カロッツェリアのカーナビで蓄積してきた同社のノウハウは半端ではないはず。それが相乗効果を生み出しているのだ。
元々G氏もスマートフォンユーザーで、機種は違っていてもある程度のスキルは持っている。まずスタートして「この地図の縮尺って、下のバーをスライドさせればいいですよね」と質問された。もちろん、これは正解。しかし私は彼に次のように伝えた。「えーっと、ピンチインとかしてみてくれる」と。最近のスマートフォンなどで多く採用されているのは、マルチタッチスクリーンと呼ばれる画面。ピンチインとは2本の指をこの画面上に乗せ、つまむようにしてその間隔を狭めること。逆に間隔を拡げるようにすることをピンチアウトと言う。G氏はピンチイン/アウトを使うことで地図の縮尺を簡単に変更できることを直感的に理解した。
ちなみにピンチインすると地図画面は広域へ、ピンチアウトすると詳細へ動く、もちろん画面のどこを触っても動作するので好みに応じてスライドバーと使い分ければいい。運転中は助手席に座っている筆者が操作を行ったのだが、「おおっ、これは斬新ですね」と驚いていた。このドコモドライブネットは、スマートフォンの特性をうまく活用したカーナビアプリなのである。
さて、RCZはお台場からJR・東京駅を目指して一般道を進む。この日の道路の混雑状況は「普通」。まぁ、ところどころ渋滞が発生しているイメージを持ちながら目的地を目指していた。すると画面上に渋滞が発生したことによる「渋滞考慮オートリルート」の表示が出てきた。そう、これがまず従来のカーナビアプリとは異なる優位性のひとつなのだ。
スマートフォンである以上、通信は当然付いてくる。通信といえばカロッツェリアには独自の渋滞情報を活用し、スムーズに目的地まで誘導してくれる「スマートループ」がある。落語の三段落ちではないが、このナビアプリとナビクレイドルを組み合わせることで、同社の持つスマートループを使うことができるのだ。VICSの約5倍となる約33万kmの渋滞情報を活用できるのはドライブにかなり有効だ。実際、このテスト時にも数回ほど新ルートを提案してくれた。ってことは筆者が冒頭に「混雑状況は普通」と言っていたことはまったくの勘違いでもあったわけだ(笑)。己を恥じると同時にスマートループが提案してくれた新ルートを使い、スムーズに目的地に到着できた。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
スズキ新型「クルーズ」発表! 全長4.3m級の“コンパクトミニバン”! MT設定&精悍エアロもイイ「エルティガH」尼で登場
日本にもたまにある!? バイクでのランドアバウトの正しい走り方とは
ホンダ『メトロポリタン』…米国版『ジョルノ』の2025年モデル
巨匠が残した含蓄に富む名台詞を振り返る!! 小さな高級車論ほか 【復刻・徳大寺有恒「俺と疾れ!!」】
中身は基本同じ車種! メーカーにこだわりなければドッチが正解? ベース車とOEM車はどちらがお得なのか
1番安いのは「150万円」! 全長“4m以下”&利便性バッチリ! コンパクトな「国産ホットハッチ」3選
国産の“次世代フォーミュラカー”製作を公表した日本自動車レース工業会に聞く。既に空力設計に着手……目指すはスーパーフォーミュラでの採用か?
【MotoGP】アコスタは”天才”とKTMエスパルガロ太鼓判「誰も真似できないライディングをしている」
陸・空の移動をシームレスに!「ホンダジェット」を使用したシェアサービス、2024年6月から開始!
全長4.1mで8人乗り! アンダー200万円のスズキ「めちゃコンパクトミニバン」がスゴい! 質素すぎる「APV」は日本でも求められる存在か
色良し、スタイル良し、好みなんです!ホンダの原付二種レジャーモデル『CT125・ハンターカブ』に試乗します~小野木里奈の○○○○○日和~
多くのアクシデントに見舞われたトヨタ勢。7号車がフェラーリに敗れた決定的要因は“パンクとエンジントラブル”か
【2025年登場】次期「カローラ」の主力は「カローラクロス」に。BEVとPHEVも追加か
“リアル真子”が碓氷峠でドリフトをキメた日。モントレーで感じた成長への確かな手応え【下田紗弥加 全日本ラリーへの挑戦】
【ディーラー直撃】新型「フリード」価格詳報! 最安250万8000円、一番人気は「エアーEX」
「アメリカで軽トラが人気!」に見る“日本凄い”説のバカバカしさ。農家の下駄は本当にブレーク中?
【600万円超え】久々の高級ワゴン「クラウンエステート」が北米価格発表。新画像と日本発売情報も
【一人乗りもあります】配送からアウトドアまで ホンダの新商用バン「N-VAN e:」10月10日発売
コスパ王「ホンダ WR-V」の想像以上のスッピン感とその理由。最安Xグレードは誰におススメ?
【408万円から】新型「ミニ クーパー 5ドア」発売 新デザイン&最新装備でまた人気となるか?
【どうした日産!?】ノートオーラがデザイン一新。ギラギラ顔にモノグラム柄シートで大胆イメチェン