新型RAV4に感じた自由さはこれまでのトヨタ車にはないものだった
掲載 更新 carview! 文:伊藤 梓/写真:編集部
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エンジンは2.0L直列4気筒(最高出力171ps、最大トルク207Nm)で、駆動方式は4WD。走り出してみると思ったよりも室内が静かなことに気がついた。こういったオフロードも走れるようなクルマは、車内にさまざまなノイズが入り込んでくるイメージがあるが、それがほとんど気にならない。ただし、思い切りアクセルを踏み込んでみたりすると、CVT独特の変速に沿ってエンジンが唸り出すのだが、それも許容範囲内。
さらに、大きなクルマ特有の「たっぷんたっぷん」と水の上を進むような、ゆったりとした乗り心地もとても心地いい。ハンドルを切ってみると、そこそこ大柄なSUVなだけに「よく曲がる!」というようなことはないが、素直に自然に行きたい方向へ進んでくれるところも好印象だった。
特に良かったのは後席のシートだ。シート形状と背もたれの角度が絶妙で、まるで家のソファでくつろいでいるように体を預けることができる。「人をだめにするソファ」というものがあるが、クルマ版があるならこんな感じなのかもしれない。たくさん遊んだ帰り道に、このシートでうとうとしてしまう人はたくさんいそうだ。こういったすこし緩んだクルマづくりが、RAV4をより心地のいいものにさせている。
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