新型フェアレディZは、ビッグマイナーチェンジで正解だった。“最後のガソリンZ”ならではの硬軟自在の走りとは?
掲載 carview! 文:山田 弘樹/写真:日産自動車 142
掲載 carview! 文:山田 弘樹/写真:日産自動車 142
モノチューブダンパーはレスポンスに優れる一方で、ガス圧の反力が強い。即ち運動性能は上がっても、乗り心地が悪くなるという印象を筆者は持っていた。しかし開発陣はそのダンパー径を通常より大きく取ることで、オイル容量を増やしながらガス圧の反発を抑えた。だからスポーツドライビング時においても、その穏やかかつリニアなハンドリングが維持されるのである。
ちなみに新型フェアレディZは車重にして90kgほど重たくなっている(ベースグレード同士の比較)。また、前後の重量バランスもツインターボの搭載でさらにフロントヘビーになっているのだが、ハイスピード領域でもそれを感じさせない旋回を見せる。
ただし気を付けなくてはいけないのは、405ps/475Nmのパワー&トルク。これが全開領域で、むずむずとそのテールに訴えかけてくる。もちろんタイトコーナーで乱暴にアクセルを踏みきるなんてことをしない限り、そのテールが唐突にブレイクアウトするようなことはない。
しかし、日産のテストコース(北海道プルービンググラウンド)、ニュルブルクリンクに見立てた下りの高速コーナーで、思わず筆者は全開を躊躇した。リサーキュレーションバルブの搭載で、高レスポンスな小径タービン。これが高回転域で過激な吸気音をまき散らすのにも気圧されて、「これ以上はちょっと怖いな…」と感じた。
だが、その一瞬ゾクリと感じさせるそぶりもまた、チャレンジングでいいのだ。もちろんVDC(車両安定装置)も搭載されているが、「これ以上踏み込んでくるなら、それなりの技術で応えてくれよ」と、クルマがメッセージを発している気がした。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
[CX-60]ってやっぱ安いのよ!! BMWやベンツなら1000万円越えじゃない!?
レクサスLM vs アルファード《プレミアムミニバン頂上決戦》
原因は "合理性の追求" か マツダ、型式指定で不正認める 15万台に影響も「安全性に問題ない」
ジャッキなんか使わん! まるで魔法!? クルマの前後のセンターキャップをそろえたいときプロはこうやってんだ!
HKSとStudieがコラボした新ブランド『HKSTUDIE』誕生! BMWのアフターマーケットに新風
7つの支援機能で、あおり運転抑止に効果!前後2カメラ搭載ドライブレコーダー発表 コムテック
全長約200m!クルマを運ぶ「自動車船」見学会 5年ぶり開催 商船三井
CARGUY Racingの木村武史が海へ進出。『SeaGuy』を立ち上げレクサスLY650の進水式を行う
レッドブル、セルジオ・ペレスとの契約を2年延長「安定性はとても重要」。角田裕毅のレッドブル昇格の可能性潰える
在庫がマニアックすぎ!! 一体どうやって生活を…ってな中古車屋さんの不思議!! いかにして利益を上げているのか!?!?
【ブルータス、お前もか!】 型式申請における不正調査 トヨタで6つの事案が発見された
クルマの走行中にポータブル電源を急速充電!EcoFlowから新エコシステムが登場
気なるところ多少あれど…スバルの頂点「レガシィ アウトバック」はとにかく快適だった
ダイハツ謹慎終了の合図は新型「ムーヴ」。禁断のスライドドアでN-BOXやワゴンRをぶん殴る
ステップワゴン、ZR-Vなど4車種が価格改定 原材料価格と物流費が影響
【販売店も確信】次期「デリカD:5」やはり開発中。独自ボディとPHEV化で「デリカD:6」を名乗る?
“想定外”が頻発する耐久の現場。技術開発に留まらない、トヨタが水素で挑戦するワケ【S耐富士24hレース】
【そもそも買えるの?】ランクル300と250、レクサスLXとGX。“最強に買い”なモデルとは
【228万円】一番安いのに装備が充実…? 「マツダ3 ファストバック 15S」はアリかナシか
売れてる軽EV「サクラ」がライラック×黒の乙女系2トーン追加や仕様向上。価格は約4~5万円上昇
こっちが本命? ノートクロスオーバーがデザイン一新。タフ感強調で本家よりアリかも…?