新型マークX、“プラスエム”の価値に肉薄!
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:齋藤 正
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:齋藤 正
去年発売の2代目マークX、実は意外なほど業界でウケている。理由はズバリ、本物志向だからだ。2.5リッターの6発搭載のFRセダンで、驚異の250万円以下という値段設定もさることながら、予想以上に味がいい。言い方は悪いが、今まで「安い発泡酒」だと思っていたのが、飲んだら「なんだ、結構しっかりビールしてるじゃないか!」と嬉しく裏切られたようなものだ。
具体的にはBMWやメルセデスとも遠くないナチュラルなステアリングフィールと、しっとりとした乗り心地、静かさなどを備えている。元々マークIIから続くFRセダンで、素性は悪くなかったはずだが、逆に最近ファミリー客が減り、本質重視で作れたのが幸いしたよう。具体的には先代モデルからクラウンやレクサスISなどと共通のFRプラットフォームを使えた事が大きい。基本的な剛性、静粛性を十分確保できたのだ。
というわけで今回の本題、マークX +Mスーパーチャージャー。Mは『モデリスタ』の頭文字で、トヨタの正規カスタムショップとも言うべきブランドが、後付けスーパーチャージャーを中心に、サスペンションやブレーキなど、足回り全般に手を加えたフルコンプリート・チューニングモデルだ。
確かにトヨタ本体とは関係のない外部ショップより“攻めた”チューニングは成されてないかもしれない。事実、ボディ補強は行われてないし、見ようによってはスーパーチャージャーによるパワーアップに合わせ、足回りを硬く締め上げただけ。よって普通に車検は取れるし、全国1500店舗のトヨペット店から正規保証付きで買え、下取り時にはそれなりのプラス査定まで貰える。
とはいえエンジンは42馬力もアップしてるし、「チーフエンジニアの了承はもらってある」と、今や高度にブラックボックス化した燃料噴射系コンピュータにも手を加え、マッピングも大幅にイジってある。そもそもモデリスタ側も最近減りつつあるチューニング好きを考え、「ノーマルと同じじゃしょうがない」と危機感を持って作ったのだ。要するに基本的な耐久性、特質を損なわないギリギリで、パワーアップし、よりスポーティな味付けがなされたもよう。
つまり本物のイジりを安心して楽しめる上、「トヨタらしからぬ」走りで評判の新型マークXの本質を暴き、丸裸にできるいいチャンスでもある。チューニングカーに興味のない人でも、気になる話ではないか。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
【ニュルブルクリンク24時間レース2024】SUBARU/STI 辰己総監督ラストレースとなる15回目の挑戦 WRX S4改でST4クラスに参戦
ホンダ「オデッセイ タイプR」!? 迫力顔がめちゃカッコイイ! 夢の「最速ミニバン」予想CGを公開
三菱自動車、軽EV『eKクロスEV』を一部改良…実質的な購入額は約200万円から
ブラック×グレーのコントラストでシックにキメたアウディQ2の限定モデルが日本上陸
イモラ予選で7番手! 角田裕毅&RBは既に”トップ6チーム”の仲間入りか?「これほどまでのパフォーマンスは期待していなかった」
ツーリングで走行したい! けど…バイパスでタンデムってOK?できない区間はあるのか?
謎の「A/Cボタン」いつ使う? 押すと何が起こる? 暑い時期に重要な機能だった
2025年モデルのランドローバー・ディフェンダーが日本での予約受注を開始
三菱 ENEOS Power、Natureの3社で電気料金を最適化する「おうち de ENEマネ」の実証開始
ホンダ『S2000』後継モデルはEV? それともミッドシップのHVに!? 最新予想
60年を超える歴史で初! ポルシェ「911」ハイブリッドがまもなく世界初公開 ニュルのタイムは8.7秒短縮
トヨタ新型「“最コンパクト”SUV」公開! アンダー150万円&全長4m以下ボディに反響多数! 「バク売れ確定」なワイド感強調「アーバンクルーザー タイザー」南ア上陸へ
スバル「レガシィ」生産終了。あなたが最も印象に残っているのはどのモデル?【写真でチェック】
三菱の軽EV「eKクロス EV」一部改良。グリーンやライラックのお洒落系カラーも登場。価格上昇は控えめ
「ランドクルーザー250」のおすすめグレードとは? 長く乗りたい人は“ナビ選び”に注意!?
コンパクトSUV「キックス」が仕様向上 日産創立90周年記念モデルは装備が充実!
【禁断のアウトドアミニバン比較】新型フリードクロスターとデリカD:5を比べたら、意外と悩ましい結果に…
アウトドアでも人気の日産「キャラバン」が改良 アースカラーな2つの新色も追加!
日産「エクストレイル」仕様向上! 日産90周年記念車も同時に登場、アクセントは「カッパー」
アメリカでハイブリッド勢が大躍進。EV神話のメッキがはがれて…この後どうなる?
新型「ゴルフGTI」欧州発売。大幅改良で魅力アップも…円安で驚愕の700万円超えもあり得る?