ハスラー、見た目は“遊び人”でも中身はマジメ
掲載 更新 carview! 文:まるも 亜希子 /写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:まるも 亜希子 /写真:小林 俊樹
デザイナーが自ら絵コンテを考え、実現したというアニメーションが流れるメーターに、さっそくテンションがあがりつつ、ハスラーでドライブしてみる。パワートレーンはスズキ最新のNAエンジンとターボに、副変速機付きCVTと5速MTが設定された。新アイドリングストップや、減速時のエネルギーを回生して電力として使うエネチャージ、アイドリングストップ中の車内を快適に保つエコクールのほか、アイドリングストップを作動するタイミング、作動時間などをユーザーが任意に設定できる機能をスズキ初採用している。
まずはNAモデルで市街地を走ってみると、試乗会場まで乗っていった1.5Lモデルとまったく変わりないパワー感で、なめらかな加速フィールに驚いてしまった。視界はちょっとアップライトなのに、しっかりとした安定感があって、直進ではズバッと走っていけるし、カーブでは入口で角度が決まるとそのままブレずに出口まで駆け抜ける。
足まわりでは全車にフロントスタビライザーを採用しており、それがかなりコーナリング時のグラつきを抑えているもよう。またリヤにリジットアクスル式サスペンションを採用し、コイルスプリングばねレートを最適化するなど、クロスオーバーらしい走行性能も意識しているという。流れの速い幹線道路でも、まったく大味なところはなく、乗り心地はいいし加速・減速のコントロールはしやすいし、とても感心してしまった。
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