アウディ Q8はスタイリッシュで完成度が高いが積極的に選びたくなる決め手に欠ける
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:編集部
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Q8は通常のコイルサスとエアサスを選ぶことができる。試乗車はエアサス。走行状況に応じて車高が標準の高さに対して+50mm~-60mmの間で可変する。例えば高速走行中は低くなって空気抵抗を減らし、オフロード走行時には高くなってロードクリアランスを確保するといった具合に。なにより重いクルマの場合、さまざまな種類の入力の角を丸めて乗員に伝えるエアサスのほうが快適性が確保されやすい。
さらに近頃の高級モデルによくある後輪操舵システムも備わる。最大5度の角度で後輪が自動操舵され、小回りを利かせるのにも役立つほか、高速走行時のスムーズな車線変更などにも寄与する。このおかげで最小回転半径が6.2mから5.6mとなり、巨体にもかかわらず取り回し性能が大幅に向上する。
最新のアウディであるQ8は、当然ながら同社の最新のUI「MMIタッチレスポンス」を採用する。MMIとはマルチメディアインターフェイスの略。ステアリングホイール奥に1個、センターパネルの上下に1個ずつの計3個のデジタルスクリーンが各種情報を伝えるほか、センターパネルのスクリーンはタッチ式で、各種スイッチとしても機能する。使いやすいが、メルセデス・ベンツやBMWはある程度曖昧な物言いにも対応するAIを用いた音声入力式のアシスタントをアピールする段階に入っており、いずれも完成度が高いので、その点、アウディはちょっと物足りない。
ドライバー正面のスクリーンに地図画面を大きく表示できるバーチャルコクピットはアウディはじめVWグループの優位な部分だと思う。確認したい頻度で言えばエンジン回転や各種温度計よりも地図のほうが高く、ドライバーが大きな地図画面を正面で捉えることができるのは理にかなっている。
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