ケータハム セブン160に初試乗。走りと完成度は?
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:望月 浩彦
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:望月 浩彦
僕は1980~90年代に、ベーシックなクラシックから当時の最高性能版たるJPEまで、ケータハム・スーパーセブンのほとんどあらゆるモデルに乗り、そのインプレッションを書いた経験を持つが、それらと最新のセブン160はまず乗り込みの難しさで共通する。
両腕をセンタートンネルとボディに掛けて体を支えた状態で、まずはシートとステアリングホイールの間の狭い空間に脚を入れ、それを前方に滑り込ませる。しかる後に腰をシートに落ち着けることでそれは完了するのだが、それはボディがオープン状態での話だ。だから、雨の日の幌をかぶったセブンへの乗り込みが簡単でないのは、いうまでもない。
ところが、いったん乗り込んでしまうと、セブンのコクピットはなんとも落ち着きがいい。ペダルルームの幅は最小限だから、クラッチを踏まないときの左足の置き場にはちょっと難儀するが、それも走っていれば忘れてしまう。下半身はタイトなのに、上半身が開放感に溢れたセブンのコクピットは、一度味わうと病み付きになること請け合いである。
伝統的にダッシュボードの下に隠れたキーを捻るとエンジンは造作もなく始動、驚くほど短いシフトレバーを1速に送るが、その際に踏んだクラッチペダルの軽さは拍子抜けするほどだった。かつてのスーパーセブンのクラッチは、それなりに重かったからだ。で、昔と違ってセンタートンネル上に位置するサイドブレーキをリリースして、いざ発進!
490kgの車重に対して80psと10.9kgmだからパワーもトルクも不足はなく、セブン160はグィッと押し出すように路面を蹴って走り出した。1速で適当に引っ張って2速にアップ、シフトはレバーが短いわりに操作も重すぎず、短いストロークでコクコクと決まる。2速で踏み込むと、軽いボディをトルクで押し出すグーンという加速感を再び感じる。
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