アストンマーティン、高級サルーン「ラピード」のEV版を発表 航続距離は300km以上
掲載 更新 carview! 写真:アストンマーティン
掲載 更新 carview! 写真:アストンマーティン
英アストンマーティンは4月16日、上海モーターショー(4月18日~25日)にて、「ラピード」のEVバージョン「ラピードE」を世界初公開した。
伝統の英国スポーツカーブランドは、初となるEVをアンベールする会場として上海を選んだ。今回、限定155台で生産されるラピードEは、美しい4シーターボディはそのままに、中身をフルEVにコンバージョン。ラゴンダブランドで登場予定のラグジュアリーEVなど、アストンの新時代へ向けた嚆矢となるモデルとなっている。
EV化にあたり、6.0リッターV12エンジンや燃料タンクは取り払われ、代わりに65kWhのバッテリーを搭載。エネルギーは800Vのエレクトリカルシステムを通じて、リアのツインモーターに送られ、LSDを介して後輪を駆動する。そのトータル出力は最高出力610馬力、最大トルク950Nmに達し、0-100kmは4.2秒、最高速度は250km/hとなる。特筆すべきは80~112km/hを1.5秒で加速する中間加速の鋭さ。これはモーターによるリニアなトルク特性のたまものといえるだろう。
ボディワークでは、EV化により冷却の必要性が薄れたため、伝統のラジエーターグリルはハニカムスタイルへ変更されている。また、エギゾーストが不要になったことでアンダーフロアの設計も見直され、フロントからリアへのエアフロー改善に寄与。さらに、空力に配慮した新デザインのアルミホイールを履き、タイヤも抵抗の低い専用のピレリ「P-Zero」に変更された。こうした積み重ねによって、車両全体の空力特性は内燃機関モデルより8%向上。航続距離は322km(WLTPモード)に達しており、週末のロングツーリングにも対応できそうだ。
インテリアではアナログメーターが姿を消し、代わりにバッテリーの状態やモーターの出力レベルなど、様々な情報を表示できる10インチのLCDパネルが装着された。軽量化のため、ベースモデルに比べカーボンファイバーの使用箇所が増えていることにも注目したい。
価格は要問合せとのことだが、わずかな生産台数ということもあり、早々に注文に踏み切る富裕層は多そうだ。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
驚速D’station Vantage GT3、初ポールの秘訣はタイヤ、新型の能力、チームの対応力にあり
バニャイア、母国で今季スプリント初勝利。マルティンが転倒で、M.マルケスが3連続2位/第7戦イタリアGP
キャンパーたちのアウトドア系愛車スナップ #13 【ルノー カングー】
「悔しい」予選2番手のスバルBRZ。重要な決勝に向けてのセット変更と井口&山内のドライビング
「手応えあり」のSHADE RACINGと「全然わからない」Studie。雨予報の鈴鹿でミシュランの逆襲はあるか
キャンパーたちのアウトドア系愛車スナップ #12 【フォード エコノライン】
商用バン&ワゴン宿命の対決 ぶっちゃけハイエースと日産NV350キャラバンどっちがいいの?
あなたの知らない英国車「ブリストル406」とは? BMW製6気筒と兄弟といわれる直6エンジンで気持ちよく走るコツをお教えします【旧車ソムリエ】
ペドロ・アコスタ、2025年よりレッドブルKTMファクトリー・レーシングに昇格が決定/MotoGP
藤井誠暢「タイヤがすべて」 ファグ「イギリス人だから雨は得意だよ(笑)」【第3戦GT300予選会見】
初ポール獲得のアレジ「本当に最高。好物をいっぺんに食べているよう!」【第3戦GT500予選会見】
D’station Vantageがチーム初ポール。ダンロップの1-2に最重量muta GR86が続く【第3戦GT300予選レポート】
“想定外”が頻発する耐久の現場。技術開発に留まらない、トヨタが水素で挑戦するワケ【S耐富士24hレース】
【そもそも買えるの?】ランクル300と250、レクサスLXとGX。“最強に買い”なモデルとは
【228万円】一番安いのに装備が充実…? 「マツダ3 ファストバック 15S」はアリかナシか
売れてる軽EV「サクラ」がライラック×黒の乙女系2トーン追加や仕様向上。価格は約4~5万円上昇
こっちが本命? ノートクロスオーバーがデザイン一新。タフ感強調で本家よりアリかも…?
【電動ツインブースト!】新型「911」の目玉はハイブリ搭載「GTS」。加速が大幅進化の理由
ヒロミ絶賛の乗り心地、電動トノカバー高すぎ!? 発売から3ヶ月経ったトライトンのユーザー評価は?
BMW最小SUV「X1」に新グレード追加! 1.5Lの“sDrive18i”は最安の540万円
活気を取り戻すイタリア車。名門「ランチア」の“懐かし系”ニューモデルたちは日本に入ってくるか?