e-tronスポーツバックの魅力は斜め後ろ姿&コロナ不安で欧州ではEVが売れている?
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 32
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 32
テストした55クワトロのパワートレーンは前後のアクスルにフランジされる2基の電気モーターで、システム出力が265kW(360ps)、最大トルクが561Nmである。2.5トンの5ドアハッチバックボディを0-100km/h=6.6秒で加速、最高速度はリミッターで200km/hに留まる。また6秒間のブーストモードでは最大で300kW(408ps)と664Nmを発生、0-100km/hは5.7秒に縮まる。
搭載されるリチウムイオン電池の使用エネルギー容量は95kWhで、カタログ上の航続距離はWLTPで436kmと記されている。アウディによればスポーツバックの空力特性はCd=0.25へと低減され、同時に駆動系イナーシャの改善によって同じスペックのe-tron比でプラス37kmのエクストラ航続距離が得られたと言う。また150kWまでの直流高速充電を利用すれば30分で80%の充電が可能である。
運転席に座るとe-tronスタンダードと全く同じバーチャルコックピット、そしてダッシュボード中央にはタッチスクリーンが広がる。インテリア全体はアウディらしい高品質で人間工学に基づいたデザインが好印象だ。コンソールのドライブレバーでDをセレクトし、電気モーター特有の加速感とシンクロしながら、アウディのインゴルデュタット本社から市内を抜け、アウトバーンを目指す。テスト車は未だ255/50R20サイズのウィンタータイヤを履いており、スポーツシャーシにも関わらず乗り心地は特にソフトで快適であった。もちろん、コーナーでプッシュすると前輪はたやすくアンダー傾向を示すが、軽いステリングシステムを通してドライバーの手に伝わる路面からのインフォメーションはダイレクトで、コントロールは簡単である。
スタイルからわかるように後方に落とし込まれたルーフとCピラーによって斜め後方の視界が遮られるが、後方死角ウォーニングやカメラがあれば問題はない。
このe-tronスポーツバック の魅力はなんといってもデザインである。特に斜め後ろからの眺めは非常に美しく、オーナーはこの瞬間をいつも楽しむ事ができるだけでその価値を見出すだろう。このスタイリッシュでありながら実用性は失っていないe-tronスポーツバックのドイツでの価格は、ベース仕様で7万1350ユーロ(約830万円)、6万9900ユーロ(約810万円)のスタンダードボディよりも1450ユーロ(約17万円)高い(いずれも19%の付加価値税込み)。現時点で日本での発売時期や価格はまだ決まっていない。
※取材記者が独自に入手した非公式の情報に基づいている場合があります。
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