CR-Vが24年に復活! PHEVとの二刀流、ユーティリティ高い“使えるFCEV”として再出発
掲載 carview! 文:編集部 23
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11月11日~12日に富士スピードウェイで開催された「スーパー耐久シリーズ2023 第7戦 富士4時間レース」にて、ホンダは新型「CR-V FCEV」を初披露した。
CR-Vはホンダがグローバルで販売するミドルクラスSUVで、国内では22年まで5代目が販売されていたが、6代目となる現行型は販売されていなかった。CR-V FCEVは、欧州や中国などで現在販売されている「CR-V PHEV」をベースとした水素燃料電池車(FCEV)で、今回公開されたブルーのラッピングを施して現在公道検証の真っ最中だという。
>>CR-Vってどんな車?
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SUVとしてのユーティリティ性をしっかり確保しながら、PHEVをベースとすることで、FCEVでありながらも、自宅などのコンセントから充電した電力での走行も可能な“二刀流”として実用性の高い仕様となっている。
説明してくれたスタッフは、CR-V FCEVは自宅で充電ができるため、近距離はEVとして、長距離はFCEVとして使用でき、水素ステーションの少なさに不安を感じるユーザーでも購入のハードルがグッと下がると話す。
さらに、充電・給電コネクターをフロントフェンダー左側に設けているのも特徴で、キャンプなどのアウトドアで電源として活用する際に(1500Wまで対応)、コンセントを車内ではなく外部から引っ張ることで、窓を閉めたまま・鍵をかけたまま使用でき利便性が高いという。なお給電にはパワーサプライコネクター(ディーラーオプション)が必要で、これは「N-VAN e:」と同様となる。
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詳細のスペックは未発表だが、EVとしての航続距離は充分実用性に足るものとのこと。現在販売されている「CR-V PHEV(欧州仕様)」のEVモードの航続距離が82km、フル充電にかかる時間が約2時間30分なので、恐らく同程度のものになるのではないだろうか。
エクステリアはラッピングが施されており詳細はわからないが、フロントバンパーの形状は変わっているようでこれはFCスタックの冷却のためだと思われる。
CR-V FCEVは24年に日米で発売予定だが、24年2月には東京ビッグサイトにて水素・燃料電池展が開かれるので、このタイミングで何かしらの進展があるかもしれない。なお、この車両はモリゾウことトヨタ自動車の豊田章男会長もかなり気になっているようで、ボンネットにはモリゾウ選手の直筆サインとステッカーがあった。
これまで官公庁向けのイメージが強くセダン一辺倒だった国産FCEVだが、一般のユーザーにとって初めて“自分ごと”となるFCEVが登場しそうだ。
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