【手抜きナシ】走り、快適性、先進装備で最新最良のホンダが味わえる「アコード」は売れるのか?
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:望月 浩彦 39
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:望月 浩彦 39
心地よいパワートレインのおかげでワインディングロードでのペースは自然と上がる。足まわりは硬いわけではないが、腰砕けることもなく、路面状況やスピードを問わず車両姿勢を安定させてくれる。特にリアの安定感が高く、旋回時の安心感が高い。気持ちよく走らせてくれるので、もう少しホールド性が高いシートが欲しくなった。
珍しいのは、多くのPHEV車に備わるバッテリーチャージモードがHEVにもかかわらず備わる点。EV走行スイッチを長押しするとエンジンが積極的にかかって走行中にバッテリーを充電する。HEVのアコードのバッテリー容量は多くのPHEVの10~20分の1なので、すぐにバッテリーは満充電になるが、好きな時に満充電にしておくことで、エンジンをかけずに走行できる数キロをつくりだすことができる。ま、エンジンがかかっていてもさほどうるさくないクルマではあるのだが。
新型は全長4975mm、全幅1860mm、全高1450mm、ホイールベース2830mmと堂々たるサイズだ。リアシートに座ると膝前に広大なスペースが確保され、居心地がいい。さらにトランクスペースは左右幅、奥行きともに余裕があり、ゴルフバッグだろうとスーツケースだろうと入れ放題だ。ホンダセンシング360の最新版が備わっており、市販車最高レベルの先進安全装備が備わる。
>>クルマで“Google”使えます。新型アコードは「自分好みにカスタマイズ」が楽しいかも
開発陣も認めていたが、日本におけるセダン人気は低迷しており、ほぼオワコンだ。たとえ満点のセダンを販売しても販売ランキングの上位にくるとは想像しにくい。けれどもアコードはグローバルモデルであり、ホンダにとってシビックと並ぶビッグネームでもあって、ディスコンにしたり手を抜いたりすることは許されない。そして今回アコードに採用された最新のe:HEVは今後他のモデルにも展開されるはずだ。最新のホンダを味わうことができるのが新型アコードだ。
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(終わり)
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