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13代目クラウンがMC!岡崎五朗による再評価

次期クラウンに望むこと

クラウンについて語るなら、レクサス以外のトヨタ製FR車で唯一ハイブリッド車をラインナップしている点にも触れておく必要があるだろう。クラウン・ハイブリッドのハイブリッドシステムは、レクサスGS450h同様、強力な3.5リッターV6エンジンにモーターを組み合わせるという成り立ち。どちらかといえばパワー志向のハイブリッドだ。

クラウンのキャラクターを考えると、2リッターあるいは2.5リッタークラスにモーターを組み合わせた、より燃費志向のハイブリッドが相応しいとも思える。3.5リッターにTHSIIの組み合わせは、GS450hとのシステム共用によるコスト引き下げを重視した結果だが、THSの制御に独自のチューニングを与えることによって滑らかさと燃費性能を底上げするなど、クラウンに相応しいハイブリッドに仕上げているあたりは開発陣のコダワリを感じる部分だ。事実、燃費はGS450hの14.2km/リッターに対し、クラウン・ハイブリッドは15.8km/リッターをマークする。

次期クラウン・ハイブリッドがどうなるのか? まだ予想は付かないけれど、複数の関係者にインタビューをした感触では、レクサスのハイブリッドを含めトヨタのハイブリッドは今後よりいっそう燃費志向を強めてくる可能性が高い。希望混じりの予想をするなら、世界最高の燃費性能を狙った高級セダンになって欲しい、あるいはなるべきだと思う。

その一方で、クラウンには、あくまで軸足を日本に置いた、日本人の、日本人による、日本人のための高級セダンであり続けて欲しいというのも僕の願いだ。それはたとえば日本の風景に似合う外観だったり、欧州より平均車速が低い日本の道路事情に最適なサスペンションだったり、徹底した静粛性の追求だったり…。そしてそれらをリーズナブルな価格で提供するというキャラクターを堅持する限り、クラウンは日本を代表する高級車であり続けるだろう。

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