ジャガーXEに試乗、激戦区プレミアムDセグメントに新たな刺客
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
中でも注目すべきが、遂にこのセグメントにまで採用されることとなったアルミモノコックだろう。4月に発表された新型XFにも使われる、新たなモジュール戦略に基づいて設計された基本骨格を用いたこのボディは、かつてランドローバーの工場があったソリハルに建てられた新工場にて生産される。軽量・高剛性化に貢献するのはもちろん、リサイクルアルミの使用によって製造時から環境負荷の低減を実現する点も特筆しておきたい。
率直に言って全身の75%をアルミ製とするこのボディ、見た目の第一印象はそれほど強烈ではなかった。XJ、XFからの文脈に沿ったディテールは決して斬新ではなく、顔つきなども周囲のライバル達に較べれば控えめに映ったからだ。
しかしショー会場のスポットライトではなく陽の光の下で見ると、ノーズは低く、オーバーハングは短く、キャビンは後方に寄せられ、リアフェンダーは力強いボリュームを感じさせ…といった具合でフォルムはとても凝縮感に満ち、なかなか悪くないのである。これはゼヒ、実車を見てほしいと切に思う。
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