AGSの弱点が補われたスイフト ハイブリッドはスムーズで上質な加速感を得た
掲載 更新 carview! 文:サトー タケシ/写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:サトー タケシ/写真:中野 英幸
ハイブリッドシステムとともに完成度の高さに感心したのは、操縦性と乗り心地がバランスしたシャシー性能だ。タウンスピードでの乗り心地はやや固め。マンホールや路面の不整から生じるショックを比較的ダイレクトに伝える。けれどもそれを不快に感じないのは、ボディがショックをきっちり受け止め、車体の揺れがすぐに収束するから。辛口であるけれど爽やかな乗り味だ。
高速道路で速度が上がると、フラットな姿勢を保つ美点がさらに強調される。速度が増すごとに快適性も増すあたり、欧州車っぽい味付けだと感じた。もうひとつ、ステアリングフィールも良好。タイヤがどこを向いているのか、路面がどうなっているのかが、ステアリングホイールの手応えで理解できる。ワインディングロードでのハンドリングも小気味良い。安定した姿勢を保ちながら、思うように向きを変えるから、エンジンとモーターの好連携もあって、楽しく、パワフルに走ることができた。
ひとつだけ気になったのは、「登り坂+低スピード」という条件で顔を出すシフトアップ時の変速の遅れ。1速から2速へのシフトアップで、看過できないくらい間が空くのだ。恐らく、MGUによるアシストが追いつかないのだろう。試乗したのが富士山の山麓で急勾配の登り坂が多かったことは、スイフトのハイブリッドにとってはやや不幸だった。
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