新型アウディQ3試乗、好調なプレミアムコンパクトSUVはどう進化した?
掲載 更新 carview! 文:藤島 知子/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:藤島 知子/写真:菊池 貴之
車内の居住スペースは、絞り込まれたルーフのわりに後席のヘッドクリアランスがしっかりとられているのがいい意味で予想を裏切られたポイント。身長162cmの私が座ってみると、ヒザ周りと頭上にミドルセダン並みのスペースが。これなら身長180cm位までの男性なら座ることができそう。
4輪駆動のクワトロを搭載したモデルは、足元の床の中央部の出っ張りを最小限に留め、足が引っかかりにくいスッキリとした構造になっている。後席の背もたれは60:40の分割可倒式で、中央のアームレストを倒せばスキー板などの長尺物を車内に積めるトランクスルー機構付。
リヤシートに座ってみると、腰を深く落とし込むようにして座る傾斜した座面、背もたれのくぼんだ形状と適度なたわみが体重を分散して受けとめ、身体がしっかりと支えられるために不快な突き上げを感じにくい。
17インチの足回りでも快適にドライブできたのが好印象だった。空間的なゆとりとストレスの少ない走りを両立できることで、後席に家族や友人を乗せて遠方に足を伸ばすシチュエーションでもストレスが少なそうだと感じた。
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