スーパーハイトに迫る売れ行き! ワゴンRスマイルとムーヴキャンバスの〇と×
掲載 carview! 文:山本 晋也 107
掲載 carview! 文:山本 晋也 107
軽自動車といえば「ホンダ N-BOX」に代表されるスーパーハイトワゴンが売れていると認識しているかもしれません。たしかにN-BOXのほか、「ダイハツ タント」や「スズキ スペーシア」といった全高1700mm以上で広いキャビンをもつ軽スーパーハイトワゴンは人気の中心です。
>>N-BOXってどんなクルマ? 価格やスペック情報はこちら
>>タントってどんなクルマ? 価格やスペック情報はこちら
>>スペーシアってどんなクルマ? 価格やスペック情報はこちら
実際、2022年の軽乗用車販売ランキングにおいてトップ3はスーパーハイトワゴンが占めています。しかし、トップ5まで広げてみると、4位は「ダイハツ ムーヴ」、5位には「スズキ ワゴンR」といった全高1600mm台のハイトワゴンがランキングに顔を出します。
販売台数を見ても、タントとムーヴの差は1万台ちょっとで、かなり肉薄しているのです。
>>ムーヴってどんなクルマ? 価格やスペック情報はこち
>>ワゴンRってどんなクルマ? 価格やスペック情報はこちら
●2022年 軽乗用車 通称名別販売ランキングトップ5
1位 ホンダ N-BOX|20万2197台
2位 ダイハツ タント|10万7810台
3位 スズキ スペーシア|10万0206台
4位 ダイハツ ムーヴ|9万4837台
5位 スズキ ワゴンR|8万2213台
※全国軽自動車協会連合会調べ
かつてはワゴンRが日本一売れている軽自動車であるなどハイトワゴンの全盛期もありましたが、近年はスーパーハイトワゴンに押されているというのが通説でした。なぜ、ムーヴとワゴンRはランキング上位に食い込んできているのでしょうか。
その理由としては、いずれのモデルにもスライドドアのバリエーションが用意されていることにあることが挙げられます。
2021年夏に生まれた「ワゴンRスマイル」と2022年夏に2代目へとフルモデルチェンジした「ムーヴキャンバス」が、ルーフの長いスラっとしたプロポーションに、後席スライドドアの利便性をプラスしたパーソナル感の強いハイトワゴンとして一定の人気を集めていることは、クルマ好きの人には知られているところでしょう。
>>ワゴンRスマイルのユーザーと専門家のレビューはこちら
>>ムーヴキャンバスのユーザーと専門家のレビューはこちら
全高はムーヴキャンバスが1655mm、ワゴンRスマイルは1695mmと若干異なりますが、使い勝手としては大きな違いはないといえます。
スターティングプライスは、ワゴンRスマイルが130万円を切っているのに対して、ムーヴキャンバスは150万円弱からの設定となっているため、ワゴンRスマイルのほうが買いやすいようなイメージもあります。
パワートレインについては、ワゴンRスマイルの上級グレードはマイルドハイブリッドとなっていますが、ムーヴキャンバスはコンベンショナルなガソリンエンジンです。ただしムーヴキャンバスにはターボエンジンの設定があります。高速道路や山道を走る機会が多いドライバーは頼もしいと感じるかもしれません。
>>ワゴンRスマイルの価格やスペック情報はこちら
>>ワゴンRスマイル(ハイブリッド)の価格やスペック情報はこちら
>>ムーヴキャンバスの価格やスペック情報はこちら
高速道路で役立つ渋滞対応ACC(追従クルーズコントロール)は、ワゴンRスマイルとムーヴキャンバスともに上級グレードにオプション設定となっています。当然、歩行者を検知するAEB(衝突被害軽減ブレーキ)は両車とも標準装備で、トータルの先進運転支援機能は互角といえます。
どちらも丸目ヘッドライトによる可愛らしいルックスなのは共通している部分で、ノンターボのエンジンでFFの中間グレードは、いずれも150万円弱の価格。スタイリングの好みで選んでも同等予算で狙えるガチンコのライバルです。
>>ムーヴキャンバスのグレードごとの価格や詳細情報はこちら
>>ワゴンRスマイルのグレードごとの価格や詳細情報はこちら
>>ワゴンRスマイル(ハイブリッド)のグレードごとの価格や詳細情報はこちら
このようにライバル関係のモデルがあると、そのカテゴリーは活性化するものです。ムーヴキャンバスにワゴンRスマイルというライバルが誕生したことで、軽ハイトワゴンの市場が盛り上がっているのでしょう。
ユニークな装備としてはムーヴキャンバスの「ホッとカップホルダー」があります。これはホットドリンクの温度をある程度キープできるというもので、寒い時期にはありがたい装備となるものです。
<写真:ムーヴキャンバスのホッとカップホルダー>
ワゴンRスマイルには、初代ワゴンRの特徴的装備だった「助手席シートアンダーボックス」が備わっているのは見逃せません。後席ヒンジドアの標準的ワゴンRとはまったく異なるクルマに見えますが、しっかりとワゴンRの伝統は受け継いでいるのです。
<写真:ワゴンRスマイルの助手席シートアンダーボックス>
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
コラピントがファイナルラップのオーバーテイクで初優勝掴む。宮田莉朋14位|F2イモラスプリント
道譲らないとダメ? たまに遭遇する「民間の緊急車両」どう対応すればいいのか
アンダー350万円! 新型「既視感ありまくりSUV」公開! 5速MT&4.3m級のコンパクトボディ採用! 3列7人乗りの「グルカ“5ドア”」印に登場
【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第5回】好発進から一転。“少し感情的になった”ケビンと今後のアプローチを話し合い
「話が来たのは先週の日曜」急きょ参戦のバーニコートがIMPULに合流。気になる第3戦以降のドライバーは?
テスラより安い中国最新EV オンボ「L60」 航続距離は最長1000km
ホンダ「N-ONEカップ」に青木拓磨選手が参戦!「HDRS」からレースへのステップアップを自らが実証します。2024年初のHDRSは袖ヶ浦から
スズキ「ジムニー」自衛隊車両に!? ファンの夢を形にした「新型」佐賀地本が公開
イモラでグラベルトラップが拡張。トラックリミット違反への対策で/F1エミリア・ロマーニャGP
豪州からの刺客が続々。キャメロン・ウォーターズにRSC首位ウィル・ブラウンがNASCARカップ参戦へ
「勢いを保てればチャンピオンになれる」選手権首位キャシディが語る4年目のFE。ダ・コスタはWEC復帰を望む
MT装備! 丸目レトロな「和製スーパーカー」登場! ミッドシップ&軽量でめちゃ楽しそうな「トミーカイラ ZZ」米で落札
三菱の軽EV「eKクロス EV」一部改良。グリーンやライラックのお洒落系カラーも登場。価格上昇は控えめ
「ランドクルーザー250」のおすすめグレードとは? 長く乗りたい人は“ナビ選び”に注意!?
コンパクトSUV「キックス」が仕様向上 日産創立90周年記念モデルは装備が充実!
【禁断のアウトドアミニバン比較】新型フリードクロスターとデリカD:5を比べたら、意外と悩ましい結果に…
アウトドアでも人気の日産「キャラバン」が改良 アースカラーな2つの新色も追加!
日産「エクストレイル」仕様向上! 日産90周年記念車も同時に登場、アクセントは「カッパー」
アメリカでハイブリッド勢が大躍進。EV神話のメッキがはがれて…この後どうなる?
新型「ゴルフGTI」欧州発売。大幅改良で魅力アップも…円安で驚愕の700万円超えもあり得る?
超人気モデルの納期「ウン年待ち」は今どうなってる? ランクル、アルヴェル、ジムニー最新事情