スズキ クロスビーは国民車目線でも単なる道具に納まらない実用小型車
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:編集部 6
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:編集部 6
で、欧州の小型大衆実用車でしばしば見られた「あえての鉄板むき出しスタイル」に近いインパネ付近の造形もなかなかステキなわけだが(ただしこちらは鉄板ではなく、鉄板風の樹脂パネル)、内装の話ばかりしていても仕方ないので、とっとと走り出してみよう。
……うむ、なかなか良きフィールである。
カーマニア的なことを言わせていただくと、クロスビーの車台は玄人筋からの評価が高い「HEARTECT(ハーテクト)」という軽量高剛性な新世代プラットフォームのAセグメント用(ちっちゃい車用)である。それゆえクロスビーは、ジャーナリスト各氏の試乗記事では「上質感すら感じられる乗り味だ」的に評される場合が多い。
ただ、筆者の場合は上質感というよりも「軽快感」とでも呼ぶべきフィールを、クロスビーからは強く感じた。
前述の軽量高剛性な車台に、これまたカーマニア的な言い方をすると「K10C型」というかなり高性能なエンジンを組み合わせているため(なにせこのエンジン、排気量わずか1Lなんですが、パワーとトルクは1.5Lエンジンに相当するのですよ)、加速も巡航も、そしてカーブなんかを曲がる際にもとにかく「軽快」なのだ。
その様は、イメージとしては青山学院大学かどこかの「小柄な駅伝選手」に近い。小柄で細身な人なのに、ガタイの良い一般人の全力疾走以上のスピードで山坂道などをグイグイ走っていく――という感じだ。
もちろんグイグイ走るだけでなく、のんびりめに走る際の印象も悪くない。
高速道路を100km/hちょうどで巡航する際のエンジン回転数は2000回転ぐらい。風切り音は(最近の車としては)やや大きめに感じられたが、エンジン音やロードノイズはさほどでもなく、なかなか快適な巡航を楽しむことができる。そこからの必要に応じての追い越しも、さすがのK10C型エンジンだけあって楽勝。ほとんどストレスがない。
生活道路とそのへんの幹線道路、そして高速道路をあちこち(おおむね普通ぐらいのペースで)走り回っての燃費は、車載の燃費計によれば11.6km/L。カタログ燃費である20.6km/Lに届かなかったのはまぁ仕方ないとしても、もう少し燃費が良ければ……とは正直思う。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
99万円で「4人」乗り! ダイハツの“新”「最安セダン」に反響多数! 「安い!」「イイクルマ」 ダントツ安い「ベーシックモデル」装備向上! お手頃な「新ミライース」発売
デニムに包まれたヤマハ「XSR125」!? デニムブランド「TOM WORKS」とヤマハがコラボを実施
【試乗】最注目の新型オールシーズンは雪上性能がバッチリ! 雪上でピレリのウインタータイヤ4本を乗りつくした
【アンビリーバボー!】ストリーミング配信だけで月に約1億円稼ぐネルリッヒが2台目のランボをゲット!ウルスの次はウラカン
近畿南部~北陸の新ルート「名神名阪連絡道路」計画に反響多数!?「絶対に必要」「がんばって」いよいよ概略ルート検討へ!? 夢の南北軸のスゴさとは
三菱自動車、新型電動SUVを2車種投入へ 2025年に欧州で
「スーツにネクタイ」よりも「カジュアル」なほうが新車が売れる!? ちょっと特殊な新車ディーラーの営業マンというお仕事
1充電で120kmも走る特定原付「Fiido L3 PRO」 SWALLOWがジャパンモビリティショー2024でお披露目!
トヨタの凄い「クラウン “リミテッド”」登場! 斬新「黒すぎデザイン」ד匠”の手仕上げボディ採用! 300馬力超えの爆速「マットメタル」どんなモデル?
『冬こそ注目!』普通? 撥水? 初心者でも失敗しないウォッシャー液の完全ガイド ~Weeklyメンテナンス~
BMW『M2クーペ』改良新型、480馬力にパワーアップ…998万円から
フィアット600e【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
白熱の王座争い!! 国内二大レースのSUPER GTとSF、最終盤の見どころと観戦時のポイントを解説
【最安グレード追加】レクサス最小SUV「LBX」に“エレガント”新設定 価格は420万円から
【まだお先は真っ暗?】もはや日本じゃ売れる気がしないBEV…やはり初心者のボクらには無理ゲーなのか
新型「1シリーズ」は未来的な内装や質感高めの外装で“映え度”アップ。攻めの日本価格も注目
レクサスの小型SUV「UX」にクール系とエレガント系、2台の豪華仕様車。次期型UXも気になる
BMW「2シリーズクーペ」が微妙に化粧直し。新旧モデルの違いをチェック
なぜトヨタの人気モデルは“納期問題”が長引くのか? アルヴェルやランクルの今後の見通しは?
BMW「3シリーズ」がマイチェン。大幅進化したのは航続距離アップ&豪華装備になった330e
200万円台でも見栄え! 「フロンクス」と「WR-V」買うならどっち? 装備や走りでコスパ比較
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!