ジャガーの内装にはどんな魅力がある?現行販売車【6車種】モデル別に解説【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
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ジャガーはイギリスを代表する高級自動車メーカーです。独特のエンブレムやボディデザインなど、国産車にはない魅力があります。ジャガーが販売する車の内装は、どのような特長があるのでしょうか。
この記事では、現在ジャガーが販売する6車種について内装の特長を解説します。ジャガーの車に興味のある方は参考にしてください。
目次
現在では、自動車メーカー名としてジャガーが知れ渡っていますが、以前は一台の車名として使われていました。
ジャガー誕生の歴史は、1922年までさかのぼります。1922年にウィリアム・ライオンズとウィリアム・ウォーズレイによって「スワロー・サイド・カンパニー」が設立されました。
当初はサイドカーの製造や自動車修理などを中心に行っていましたが、次第に自社開発の小型乗用車を販売するなど企業規模を拡大していきます。その後1935年にオリジナルエンジンを搭載し販売された車の名称が「ジャガー」です。
高級感がありながら、コストパフォーマンスにも優れていたことから高い人気を得ました。1945年になって社名「ジャガー・カーズ」が誕生します。
経営不振などであらゆる自動車メーカーが姿を消す中で、ジャガーは現代まで生き残る貴重なイギリス自動車メーカーのひとつです。
I-PACEは、ジャガーでラインアップされる唯一のフル電気自動車です。電気自動車のトルクフルで静かな走りをより実感するための機能が備わっています。
電気自動車は充電場所など、不安を感じる人もいるのではないでしょうか。I-PACEなら充電の不安を解消する機能もあるため安心です。
I-PACEのシートは、スポーツシートとパフォーマンスシートの2種類がラインアップしています。
スポーツシートは、ワインディングロードなどを走行する際にもドライバーをホールドする安定性に優れたシートです。シートヒーター・クーラーなどの機能もあり、快適性にも優れています。
パフォーマンスシートは、スポーツシートよりもよりスポーツカーらしさを感じられるシートデザインです。シートのサイドサポートが強化され、ドライバーの姿勢をサポートします。
I-PACEにはインフォテインメントシステム「Pivi Pro」をジャガーではじめて採用しました。Pivi Proとは、スマートフォンのように直感的にナビゲーションやメディアを操作できるシステムです。
メーターパネル内の12.3インチ、インストルメントパネル中央の10インチタッチスクリーン、下側に設けられた5インチのタッチスクリーンに内蔵されています。
電気自動車に乗るには出先での充電が心配になる方もいるかもしれません。Pivi Proの機能のひとつとして、充電ステーションスポットの検索やルート案内、利用状況が調べられます。電気自動車に乗る際の不安を低減できるでしょう。
電気自動車のメリットのひとつでもある高い静粛性をより実感するために、I-PACEのフロントガラス・ウィンドウスクリーンには、アコースティックラミネート加工ガラスが採用されています。
特殊加工されたガラスを採用したことで車外からのノイズが低減され、走行中の会話などの場面で室内の快適性をさらに感じられるでしょう。
F-PACEは、マイルドハイブリッドやディーゼルエンジン車をラインアップしたSUV車です。「ディーゼルエンジン車=車内が騒がしい」といった印象を持つ人もいるのではないでしょうか。
F-PACEは静粛性を向上させるための新技術も採用されています。ディーゼルエンジンのデメリットを感じさせず、SUV車の魅力が詰まった車です。
静粛性向上のために、F-PACEにはエンジンノイズキャンセレーション、アクティブロードノイズキャンセレーション機能が搭載されています。
エンジンノイズキャンセレーションは、エンジンルームからエンジン音の侵入を防ぐ機能です。
アクティブロードノイズキャンセレーションは、路面からタイヤを通して伝わるノイズをセンサーで検知します。検知されたノイズと逆位相の音を車内のスピーカーから流すことで、不快に感じるロードノイズを打ち消す技術です。
F-PACEは余裕あるラゲッジスペースも魅力的です。
リアシートは40:20:40にそれぞれ分割して倒せる構造のため、多彩なシートアレンジができます。リアシートを全て倒せば最大1,827Lのラゲッジスペースを確保可能です。
荷物の量や乗車人数に合わせて、余裕のある車内空間でドライブを楽しめます。
E-PACEは、ジャガーがはじめて販売したコンパクトSUV車です。SUV車でありながら、スポーティーさや実用性が兼ね備えられています。積載能力に優れたSUV車のデメリットでもある、後方の安全確認もE-PACEなら安心です。
E-PACEの先代モデルに採用されていたシフトノブは、ガングリップ形状でした。現行モデルからは、握りこぶしのような形状へと変更されています。
さらに、ステアリング部分にあるクロームギアシフトパドルもE-PACEの特長です。クロームギアシフトパドルがあることで、オートマチック車でもマニュアル車のようなスポーティーな走行を楽しめます。
オプション装備には、Clear Sightインテリアリアビューミラーがあります。
荷物を多く積んだりリアシートに人が乗ったりした場合に、車両後方の安全確認が行いづらくなる場合もあるでしょう。
後方の視界をミラーでも確認しづらい場合に便利な装備が、Clear Sightインテリアリアビューミラーです。ルーフに取り付けられたカメラによって、車両後方の状況をミラーに映し出します。キャンプや遠出の際に多くの荷物を積んだ際も安心です。
XEは、力強い走りとラグジュアリーなデザインが特長的なプレミアムサルーンです。ラグジュアリーな雰囲気は、外観のみならず内装でも感じられます。
ドライバーはスイッチひとつで走行特性を変えられたり、インテリアライトで同乗者の気分を変えられたりするなど、他の車種にはないさまざまな魅力を感じられるでしょう。
XEの内装をラグジュアリーな雰囲気にするため、キャビンライティングが備わっています。キャビンライティングは、車内の印象を手軽に変えられる照明です。
オプションでカラーバリエーションは10種類まで増やせるため、気分やシチュエーションに合わせて好きな色を選べます。さりげなく内装を照らすキャビンライティングは、夜間の運転時にも重宝するでしょう。
コックピットには、スポーツカーのようなハイパフォーマンスを発揮させるためのJaguarDriveコントロールが備わっています。コントロールスイッチは4つの走行モードを自由に選択でき、走行性能を変化させられるものです。
「エコ」「コンフォート」「雨・氷・雪」「ダイナミック」の4種類それぞれで、エンジンやトランスミッション、トラクションなどの特性を変化させます。センターコンソールに設けられた、スポーティーな印象を与えるスポーツシフトセレクターも特徴的です。
プレミアムサルーンに分類されるXFは、ジャガーらしい上品でリラックスできる内装が特長です。
運転席・助手席には12ウェイの電動シートが採用されています。オプションを活用すれば、16ウェイ調整式の選択やマッサージ機能の追加も可能です。
マッサージ機能の追加によって、まるでリビングでくつろいでいるような感覚が得られるでしょう。ロングドライブを行う機会の多い人でも、ゆったりリラックスした運転ができます。
F-TYPEは、ジャガーがラインアップする車種の中でもスポーツカーに分類されます。
2シーターの採用やハイパワーエンジンの搭載など、スポーツカーらしさがありながら、快適性も兼ね備えている車です。F-TYPEの内装の特長について解説します。
F-TYPEは2013年に初代モデルが販売されました。現行モデルでは、これまで販売されていたモデルの内装デザインが踏襲されています。例えば、エアコンの吹き出し口です。
インストルメントパネル上部に設けられている格納式のエアコン吹き出し口は、先代モデルと変わりません。エアコンのオン・オフの切り替えに応じて、展開・格納する構造です。
F-TYPEのシートは、運転席・助手席のみです。スポーツカーに乗り心地の悪さをイメージする人もいるのではないでしょうか。F-TYPEのシートは標準装備とは別に、シートヒーター・クーラーがオプションで用意されています。
コンバーチブルのF-TYPEであれば、ルーフを開放した状態で走行しても快適に過ごせるでしょう。
12ウェイ調整式のシートも選べるため、ドライビングポジションにこだわりたい方でも安心です。
下記はジャガーの新車価格と中古車の相場です。新車では価格が高く手が届かない人でも、中古車ならお得に購入できるチャンスがあります。
■モデル別新車価格
I-PACE:1,005万円~
F-PACE:916万円~
E-PACE:727万円~
XE:718万円~
XF:867万円~
F-TYPE:1,043万円~
■モデル別中古車価格
I-PACE:498万円~898万円
F-PACE:230万円~1,750万円
E-PACE:218万円~729.9万円
XE:128万円~658万円
XF:32万円~769万9,000円
F-TYPE(クーペ):369万9,000円~1,749万9,000円
F-TYPE(コンバーチブル):448万円~1,598万円
(2023年5月現在)
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