【ズバリ解説】レクサスが予告する13台の次世代モデルはそれぞれ何か?
掲載 carview! 文:編集部/写真:トヨタ自動車 45
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トヨタが2021年12月14日にその後のEV戦略を発表した際、レンダリングと思われるイメージによって、レクサスからデビュー予定のバッテリーEVラインナップが紹介されたことは記憶に新しい。そこには、既存モデルベースと思われる車種から、完全なブランニューと予想される車種まで13モデル(うち6モデルはシルエットのみ)が勢揃いしていたが、2035年にグローバルでバッテリーEVを100%にするというレクサスの目標達成は、これらのモデルの成否にかかっている。
そこで今回は、これら13車種はどんな成り立ちなのか、わかっている情報から探っていきたい。以下、この集合写真に沿って説明していこう。
まず、このうちの1台は本年中に販売開始される予定の「RZ」(前列右から2番目)だ。既に販売されているトヨタ「bZ4X」をベースとしたRZは、昨年実車も公開されており、前列の車種の中で唯一普通のドアハンドルを装備していることも「現実感」を高めている。
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<写真:レクサス RZ>
その隣に置かれていたラージサイズSUV(前列右端)は、サイズ感やサイドに回り込んだリアコンビネーションライトの処理からして、トヨタbZシリーズとして開発されている3列シートSUVのレクサス版だろう。
<写真:手前はRZ、奥が3列シートSUV>
右から3番目のセダンは「IS」後継のサルーンと見られ、ファストバック風のスタイリングを採用し今以上にスポーティさを強調してくる模様だ。
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そして、前列ど真ん中に鎮座するスポーツカーは伝説的存在の「LFA」後継と目されるEVスーパースポーツ。「レクサス・エレクトリファイド・スポーツ」の名で海外でもお目見えしており、加速タイムは2秒前半、航続距離700kmオーバー、全固体電池の搭載も視野に開発が進められているようだ。
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<写真:レクサス LFA後継モデル>
と、ここまでの4車種はEV戦略発表の会場にプロトタイプが展示されていた。そのため、RZを筆頭に前列のその他車種より早く市場投入されるはずだ。
では、前列左に置かれた残り3車種は何なのだろう。この点、最もわかりやすいのは一番左のオープンカー。2+2のシートレイアウトやリアシート付近でキックアップするボディラインから「LCコンバーチブル」後継以外にありえないからだ。なので、LCは次のフルモデルチェンジでバッテリーEVをラインナップに加える可能性が高い。
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<写真:レクサス LC後継モデル>
そして、その右隣(前列左から2番目)はEセグメントワゴンとみられる。Eセグメントワゴンといえば、日本市場を含め、大人気なのはメルセデス・ベンツEクラス。それに対抗するモデルをレクサスが企てているということだろう。
<写真:Eセグメントワゴン>
さらにその隣(前列左から3番目)のミドルサイズワゴンについては、次期「IS」のワゴン版との解釈が一番素直だ。こちらはCクラスワゴンの対抗馬となるだろう。
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<写真:ISワゴン>
では、後列のシルエット6車種は何かと言うと、ズバリ既存もしくは登場間近の内燃機関(ICE)モデルにEVバージョンが加わることを暗示していると見る。このうち、左二番目の車種からは順に「UX」、「NX」、「RX」、「LX」、そして「ES」と思われ、近い将来、これらのモデルは電動パワートレーンを搭載してくるはずだ。
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最後に残った後列一番左のSUVは、新型「RX」と同じく最新のデザイン言語であるCピラー付近のブラックアウト処理を採用していることから、現状未発表の「CT」後継車だろう。こちらも一般的なドアハンドルを装備しているから、もう間もなく実車が姿を現すはずだ。
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<写真:後列左端が次期CT>
以上、レクサスのEV戦略を読み解いてみた。気になるモデルも多く、登場を楽しみにまちたい。
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