マツダ「CX-5」がマイチェンで完熟した! おススメはデキのいいディーゼル、噂のCX-60を待つ必要は?
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:小林 俊樹 365
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:小林 俊樹 365
久々に試した2.2L直4ディーゼルターボエンジンは相変わらず出来がいい。静粛性が高く、振動もよく抑えられている。実用域で力強い。CX-5にはこのエンジンだけでよいと思う。
元々悪いほうではないが、不整路面での乗り心地がさらに改善された。リアシート下にあるクロスメンバーの剛性をアップさせて弾性振動を低減させ、合わせてスプリングとダンパーにも手が加えられた。またマツダ3以降のモデルに取り入れられているシート形状が採用された。
乗員の骨盤を立たせる形状とし、背骨が緩やかなS字となる着座姿勢をつくりだす。これによって、歩いた時に生じる揺れに対し人間が自然に対応している頭部や上半身の動きと同じ動きができるようにするのが狙い。
市街地のみの試乗だったため、ハンドリングの明確な違いはわからなかったが、フロントのスプリングレートを上げ、ダイアゴナル(斜めの)ロールを抑えることで直進時の安定性を上げたという。これらはフィールドジャーニーだけではなくCX-5全体に盛り込まれた改良だ。
フィールドジャーニー専用装備としてオフロードモードが備わった。スイッチを押すと、従来のオフロードトラクションアシスト(空転輪にブレーキをかけて残りの車輪の駆動力を確保する機能)が作動するのに加え、車速域を限定せず後輪へのトルク配分が最大化される。またATのギアアップのタイミングを遅らせ、トルコン制御も悪路走行に最適化(1速→2速でロックアップさせない)する。
登坂発進時には自動的にアイドリング回転数が上がり、クリープを強めてずり下がるのを防ぐ。坂を登るでも降りるでもなく横へ走行中、ステアリングを山側へ切って登坂状態になるとアイドリング回転数を上げて発進トルクを増やし、逆に谷側に切って降坂状態になるとアイドリング回転数を下げて発進トルクを減らし、マイルドな発進をしやすくする。特設コースでこうしたマニアックな動きを一つひとつ確認できた。雪道など低ミューの坂道でかなり有効なのではないだろうか。
>>マツダ CX-5のおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる
※このページの写真:CX-5 XD フィールドジャーニー
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