3シリーズツーリングに海外試乗。完成度は?
掲載 更新 carview! 文:萩原 秀輝/写真:BMWジャパン
掲載 更新 carview! 文:萩原 秀輝/写真:BMWジャパン
従来のBMWは、セダンがデビューした後で約1年を経過してからワゴン形状のボディを持つツーリングが追加された。従来型の3シリーズもそうだった。確かに、その戦略は話題を継続させるという効果はある。あるいは、かつてのBMWであれば企業規模として複数のボディを同時開発するのは困難だったはずだ。だが、いまは違う。しかも、市場への投入時期を遅らせると後発モデルの賞味期限が短くなりかねない。
そこで、最新モデルの3シリーズはセダンに対して約半年でツーリングを発表。さらにいち早く試乗車を用意し、ミュンヘン近郊でステアリングを握る機会が得られた。ただ、基本性能についてはセダンとほとんど変わらないので、まずはプロポーションから確かめてみよう。ボディサイズは全長、全幅、全高、ホイールベースとももセダンと変わらず、荷物スペースを最優先するためにルーフに段差をつけて高くしたりリヤのオーバーハングを伸ばしたりはしていない。このあたりは5世代を経て続いているツーリングの伝統でありBMWならではのスポーティネスやエレガンスを重視しているからだ。
実際に、ツーリングはセダンにも増して伸びやかなサイドビューを見せてくれる。サイドウインドーの下部、いわゆるショルダーラインがセダンよりも長く、ルーフがリアにかけてなだらかに下降しつつ強く傾斜させたDピーラーとともにクーペのような軽快さを持つフォルムを描き出しているからだ。
それでも、従来モデルのツーリングと比べればボディサイズが大きくなっているために荷物スペースは35リッター拡大しプレミアム系Dセグメントでは最大となる495リッターを確保。後席のスペースも足下が17mm、頭上が9mm拡大。後席のサイドウインドーが大きく開放的なためもあり、平均的な体格の男性なら4名乗車をしても前席乗員を含め十分なくつろぎ感が得られるはずだ。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
アルピーヌF1離脱のオコン、移籍先有力候補はハースか。レッドブルのドライバー発表後に、多数のシートが確定へ
「謎の“軽セダン”」ってどんなクルマ? 新車でも売ってる!? 「見た目は軽」なのに何が違う? どういうモデルなのか
テスラ「ジュニパー」プロジェクトで『モデルY』が大変身!?
16年ぶりにマッチが現役復帰! ラトバラも走る! 影山も立川も参戦! S耐富士24時間レースはドライバーも豪華すぎる
廃棄物全体のリユース・リサイクル率は92%に!ボルボ、「サステナビリティレポート2023年」を発表
ランチア『フラミニア』、イタリア大統領がパレードで乗車…共和国記念日を祝う
不便です! 壊れます! お金もかかります! それでも「旧いクルマ」の虜になる理由
メルセデスベンツとBYDの電動車ブランド「デンツァ」、ミニバン『D9』出展へ…グッドウッド2024
EVモードの航続318km、新型電動SUV『フリー318』予約開始…中国嵐図汽車
メルセデス・ベンツ日本、EQEの限定車「エレクトリックアート」発売
国産車「最大排気量」モデル! 6400ccの「V型8気筒エンジン」搭載! 全長6mオーバーの「超高級ニッサン車」が凄すぎる! 開発した理由とは
VW『ゴルフ』、生産50周年を祝う…次世代モデルは電動化へ
【858万円】650psのハイパフォーマンスEV ヒョンデ「アイオニック5 N」発売
異色のハイブリッドと内外装変更。マイチェンと呼ぶには見どころ多めな新型「ポルシェ911」まとめ
【70年の歴史で初】コルベット E-Ray発表。6.2L V8+モーターでマッスルカーも電動四駆の時代に
気なるところ多少あれど…スバルの頂点「レガシィ アウトバック」はとにかく快適だった
ダイハツ謹慎終了の合図は新型「ムーヴ」。禁断のスライドドアでN-BOXやワゴンRをぶん殴る
ステップワゴン、ZR-Vなど4車種が価格改定 原材料価格と物流費が影響
【販売店も確信】次期「デリカD:5」やはり開発中。独自ボディとPHEV化で「デリカD:6」を名乗る?
“想定外”が頻発する耐久の現場。技術開発に留まらない、トヨタが水素で挑戦するワケ【S耐富士24hレース】
【そもそも買えるの?】ランクル300と250、レクサスLXとGX。“最強に買い”なモデルとは