注目のDセグサルーン、ジャガーXEに試乗。V6&直4の乗り味は?
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:市 健治
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:市 健治
今回、御殿場をベースに開かれたプレス試乗会の時点ではディーゼルモデルは入荷しておらず、試乗車はガソリンエンジンのみだった。そこでまず、イタリアンレーシングレッドなる名称のボディカラーに塗られたXE 3.0 Sのキャビンに収まる。
本体価格が770万円近いクルマに200万円を超えるオプションが奢られているのだから、当然だがレザー張りのスポーツシートを備えるインテリアは、スポーティにして適度にゴージャスな雰囲気に仕立てられている。
エクステリアもそうだが、かつてのジャガーのイメージであるウッドとレザーに覆われたクラシックなブリティッシュの世界とは異なり、むしろドイツ車が主導するヨーロピアンな空気がそこにある。XEの室内に古典的な英国的世界観を求める層は少数派であると、ジャガーが割り切った結果だろう。
ここで室内の広さについて書くと、フロントはもちろんリアシートに関しても、レッグルームおよびヘッドルームは充分に確保されていて、4人の大人が長時間を無理なく過ごせる空間に仕上がっていると思った。もちろんトランクルームにも不足のない容量が確保され、しかもバックレストは40:20:40の分割可倒式が標準というキメ細かさである。
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