カイエンよりカッコいいカイエン クーペの登場で主役は交代!? 目玉のガラスルーフは重量が気になる
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 3
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外観の最も大きな違いは当然ながらリアで、スポイラーは2段構えになっている。まず、固定式のルーフスポイラーの主な目的はリアウインドウ表面の走行風の整流で、この存在によってリアウインドウワイパーが不要になったほどの効果がある。
さらに、クーペの売りの一つである可変式のリアエンドスポイラーは90km/hで作動、13.5cmまで伸び上がってダウンフォースを発生させる。残念なのはスタンダード・カイエンと違って後方視界を二分割してしまう点だ。また、スポイラーの先端を強調する黒のアプリケーションラインは少々過剰かもしれない。ともあれ、スタンダード・カイエンよりも1インチ大きなタイヤを履いたクーペの佇まいはずっとスポーティである。
一方、インテリアではインパネや操作系はスタンダードと同一だが、シートはバックレスト一体型のスポーツタイプで、座面は懐かしいチェック柄のクロスが貼られている。リアシートは標準でセパレート、無償オプションで3人掛けを選択することも可能だ。座面が3cm低められているおかげで、大人も十分な余裕を持って座ることができる。
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