GT-Rはニュルでどんな開発を行っているのか?
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:小林 俊樹(国内)、オレンジ・プレス
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:小林 俊樹(国内)、オレンジ・プレス
そんな恒例のGT-Rニュルブルクリンクテストだが、今回のそれには実はもうひとつの目的があった。それはプレスの面前でのラップタイム更新だ。
これまでもGT-Rは、開発の成果をそこでのラップタイムというかたちで我々に明らかにしてきた。2007年10月の発表の際に公表された数値は衝撃的な7分38秒54。翌年5月には7分29秒03が記録された。しかし、このタイムに関しては「タイヤが違うんじゃないか」「ウチのクルマは出なかった」といった声が方々から上がっていた。
今回はプレスの面前でタイム計測を行なうことで、そうした雑音に対する答えとしようと試みられたわけである。果たして、その結果は?
いわゆる09モデルのタイムとして今回、公式に示されたのは7分26秒70。GT-Rにとっては自己記録の更なる更新である。私自身はアタックには立ち会えなかったのだが、GT-Rの開発を指揮する水野和敏チーフプロダクトスペシャリストは、このタイムについてこう言う。
「誠に不本意ながら7分26秒。なぜ不本意かと言えば路面が花粉で滑ってタイヤがグリップしない状況だったので。まあ花粉症になったなと(笑)。普通はもう1秒は速いでしょう。」
不本意なのはタイムそのものにではなく、シボレー・コルベットZR-1の市販車最高タイムである7分26秒4に届かなかったから、でもあるだろう。しかし、これについては不満を言うべきものではないはずだ。ニュルブルクリンクは全長20kmを超える、大自然の地形を利用したコース。気温が高い時も雨が降る時もあるし、花粉だって出て当然だ。しかし、それはこのコースを走るすべてのクルマにとって平等である。そもそも様々な条件に左右されるのがニュルブルクリンク。コルベットZR-1がタイムを出した時だって、どんな条件だったかは解らない。しかし、それでいいのでは?
確かに大きな指標にはなる。しかしGT-Rの価値は、ニュルブルクリンクのラップタイムだけではない。そこに必要以上に価値を見出す必要はないはずだ。もちろんユーザーにとっても、それは同じだろう。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
天井からサウンドが降り注ぐ!車種専用スピーカー「メティオサウンド」6モデル発売 アルパイン
ポルシェ 新型「911 カレラ/カレラGTS」予約受注スタート!史上初、Tハイブリッド搭載
新型「すごいクーペSUV」発表! パワフルな「V型8気筒エンジン」に最新“PHEV”搭載! もはや「スーパーカー」な新型SUVが発売!
18台のみ「CORNES 60th Edition」を発表…ベントレーがコーンズのために仕立てた特別限定車
DATSUN「フェアレディ」再起動!!【VOL.51】
MotoGP、2024年インドGP中止を正式発表……来年3月に改めて開催へ。代替戦には洪水で延期されたカザフスタンGP
[音響機材・チョイスの勘どころ]「ボックスサブウーファー」は、箱と振動板の“サイズ”に注目!
沖縄のモータースポーツを盛り上げたいから、超頑張ってるんです! “しまんちゅ”平良響の郷土愛が爆発【連載:レーサーふるさと自慢】
スズキ新型「軽SUV」まもなく登場!? めちゃオシャな「謎のタフ仕様」は次期型「スペーシアギア」か! 新型「“アウトドア系”スペーシア」とは
チンクエチェントの灯が消える!? 16年の歴史に幕 フィアット「500」日本での販売が終了! 国内の販売台数は13万台の人気コンパクト
ランチア『イプシロン』新型に「HF」、240馬力の高性能EV…欧州発表
新しいノート・オーテック・クロスオーバーが出た!──GQ新着カー
BMW最小SUV「X1」に新グレード追加! 1.5Lの“sDrive18i”は最安の540万円
活気を取り戻すイタリア車。名門「ランチア」の“懐かし系”ニューモデルたちは日本に入ってくるか?
【さよならフィアット500】ついにエンジン車が終了宣言。まだ買える500のグレードまとめ
【566万円から】アウディA4&A5スポーツバックに特別仕様車「マイスターシュトュック」新設定
【ビンボー臭さゼロ】なVW製新型キャンパーの“デザイナーズ感”。日本メーカーも出してほしい
【買えないアルヴェル】横目に“500万円安+6人”で売れるレクサス「LM」が気にする兄弟の動向
【WRX S4ではありません!?】スバルが公開した謎の4ドアセダンの正体とは?【S耐富士24hレース】
【マツダが明言】本当だった次期「CX-5」計画! ハイブリッドはTHSのマツダチューン版が濃厚
キッカケは豊田会長の「走ってみない?」。マッチがS耐でレーサーに復帰したワケ【S耐富士24hレース】