人気SUV、長所と弱点を総ざらい。比べて見えてくる“買い”のモデルは?
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久
今、SUVを選ぶなら……という観点で、コンパクトクラスとミドルサイズのふたつのカテゴリーに分けて、長所と弱点を見てきたわけだが、実際のクルマ選びの際には、別にそんなクラスやカテゴリー分けに囚われる必要性は、まったく無い。たとえばC-HRのターボ+4WDモデルであるS-Tの車両価格は251万6400円。これに17万円ほどをプラスした268万9200円で、フォレスター2.0i-L Eyesightを手に入れることができる。モデルライフ終盤だけに値引きも期待すれば、2台の価格差はほぼ無いと言ってもいい。一方、室内の広さ、ユーテリィティ性、走破性ではフォレスターが上回るはずで、この辺りを重要視するならば、選択肢に含んでもいいはずだ。
また、CX-3のベースグレードであるXDの車両価格は、前輪駆動で237万6千円。しかしながら実はあと8万6400円出すだけで、CX-5 20Sに手が届いてしまう。CX-3はディーゼルだけの設定なので、車両価格が全体に高め。これだって十分以上の性能を発揮するガソリンで良いとなれば、そういう選択肢もあり得る。こんな風に、はじめは思ってもみなかった方向に話が広がっていくのも、クルマ選びのひとつの楽しさ。但し、買い得感だけをモノサシにするのは間違いだ。クルマの価値は、価格やリセールバリューだけで決まるものではない。まして単なる実用車ではなくSUVを手に入れようというならば、重視するべきは自分や仲間、家族を“どれだけ幸せにしてくれそうか”という部分じゃないかと思う。
ちなみに私の選択はと言えば、最初は走りの楽しいC-HRで決まりと思っていたものの、価格と性能のバランス、そしてラゲッジスペースの使い勝手などを考えるうちに、もしかしてフォレスター、それもやはりターボエンジンを積み、走りを磨いた「2.0XT Eyesight」もいいかも? という風に気持ちが傾き始めた。もし本当に手に入れたとしたら、きっとライフスタイルまで想像もしなかった方向に変わるに違いない。いやはやクルマ選びはやっぱり楽しい! 皆さんにも自由に楽しんでいただけたらと改めて思う次第なのだ。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
まさに王者の戦いぶり。62kg搭載のポイントリーダーau TOMS、燃費走行も駆使して5位入賞「面白いようにアンダーカットできた。作戦としては完璧」
「エアブラシ」全盛でも「筆描き」にこだわるデコトラ野郎もいる! 芸術的な「箱絵」の手法による違いとは
愛車の履歴書──Vol39. 高岡早紀さん(後編)
Dstartion RacingスーパーGT初優勝。藤井誠暢手応え通りの圧勝劇「これだけ完璧にまとめ上げられることはなかなかない!」|スーパーGT第3戦鈴鹿
「止まれ」かと思ったら…ナニコレ!? 「日本唯一」激レア道路標識、なぜできた?
[15秒でわかる]メルセデスAMG『ピュアスピード』コンセプト…初のミトスブランド
Moto2イタリア決勝|小椋藍、ロケットスタートで5位。ロバーツがスパート決め優勝
笹原右京、ジュリアーノ・アレジとのスーパーGT初優勝を喜ぶ「遂に勝てた……やっと勝利を手にできてホッとした」|スーパーGT第3戦鈴鹿
「EVは“電欠”が怖いし…」 実はガス欠より対策ラクかも? 新ビジネスになりそうな“もしものサービス”とは?
ダンプカーの車体にある「謎の文字と番号」の正体は? 「足立 営 12345」は何を意味しているのか 実は「経済成長」と深い歴史があった!?
フォールディングバイクの完全体! 移動のクオリティを高める小さな英国製自転車「ブロンプトン」の魅力
エンジンの最大回転数は10000rpm!ランボルギーニが「ウラカン」の後継となるHPEVモデルに搭載予定のエンジンを発表
“想定外”が頻発する耐久の現場。技術開発に留まらない、トヨタが水素で挑戦するワケ【S耐富士24hレース】
【そもそも買えるの?】ランクル300と250、レクサスLXとGX。“最強に買い”なモデルとは
【228万円】一番安いのに装備が充実…? 「マツダ3 ファストバック 15S」はアリかナシか
売れてる軽EV「サクラ」がライラック×黒の乙女系2トーン追加や仕様向上。価格は約4~5万円上昇
こっちが本命? ノートクロスオーバーがデザイン一新。タフ感強調で本家よりアリかも…?
【電動ツインブースト!】新型「911」の目玉はハイブリ搭載「GTS」。加速が大幅進化の理由
ヒロミ絶賛の乗り心地、電動トノカバー高すぎ!? 発売から3ヶ月経ったトライトンのユーザー評価は?
BMW最小SUV「X1」に新グレード追加! 1.5Lの“sDrive18i”は最安の540万円
活気を取り戻すイタリア車。名門「ランチア」の“懐かし系”ニューモデルたちは日本に入ってくるか?