FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)グループのジープは3月30日、EMEA(欧州、中東、アフリカ)地域でブランド初となるPHEV(プラグインハイブリッド)の「レネゲード 4xe」および「コンパス 4xe」を欧州で販売開始すると発表した。
コンパクトなボディサイズでありながら、2つの異なる個性が与えられたレネゲードとコンパス。これまで欧州の一部地域でPHEV版の導入記念グレード「ファーストエディション」のウェブ販売が行われていたが、欧州全域で本格的に販売開始されることとなった。
「レネゲード 4xe」および「コンパス 4xe」は、ともに1.3リッターガソリンターボエンジンにモーターを組み合わせたパワーユニットを採用。エンジンで前輪を駆動し、これに後輪を駆動するモーターが加わったことで、システム総合出力は240psに達し、0-100km/hを約7秒で駆け抜ける実力を持つ。それでいてCO2エミッションは50g/km(NEDC2)以下に抑えられ、時速130km/hまでならモーターのみでも走行可能な柔軟性も特徴だ。AWD化により走破性もアップしている。
ブランドのwebサイトによると、正式ローンチに合わせ、両モデルが伊トリノのミラフィオーリ工場から、走行テストを行うスウェーデン・ラップランド地方のアリエプローグまで3,800kmの道のりを走行するイメージ映像も公開。様々なコンディションに路面が変化する中でも、その信頼性がまったく揺るがないことをアピールした。
さらに、FCAでは新型コロナウイルスの感染拡大が続く厳しい状況に適応した新たな販売方法を展開。顧客はショールームに足を運ばなくとも、「グーグル・ハングアウト・ミート」を経由してセールスパーソンとコンタクトを取り、車両を購入することが可能という。まずはイタリアでこのリモートセールスが導入されるとのことだ。
ジープのタフさを残しながら、PHEV化により新たな価値を身につけたレネゲードとコンパス。困難な環境のなかでラインアップに加わった2台のジープ。日本でもぜひその乗り味を試してみたいものだ。
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