現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【ルーフ開閉、最速の7秒未満】新型アストン マーティン・ヴァンテージ・ロードスター 第2四半期 納車開始 英国

ここから本文です

【ルーフ開閉、最速の7秒未満】新型アストン マーティン・ヴァンテージ・ロードスター 第2四半期 納車開始 英国

掲載 更新
【ルーフ開閉、最速の7秒未満】新型アストン マーティン・ヴァンテージ・ロードスター 第2四半期 納車開始 英国

新しいヴァンテージ・ロードスター

text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)

【画像】アストン マーティン ヴァンテージ・ロードスター【もっと見る】 全103枚

アストン マーティンは、新しいヴァンテージ・ロードスターを発表した。

ヴァンテージ・シリーズ全体の販売促進の期待がかかる、このポルシェ911カブリオレのライバルの価格は、12万6950ポンド(1812万円)。

現在、注文を受け付け中で、納車は今年の第2四半期に始まる予定となっている。

ハードトップの価格より6000ポンド(86万円)高くなるが、2021年モデルのアップデートの一環として、クーペの表示価格は12万900ポンド(1725万円)から11万4800ポンド(1638万円)に引き下げられている。

ヴァンテージ・ロードスターは、2人乗りの「エモーショナルな走り」を実現するクルマと呼ばれている。

クーペの並外れたドライビング・フィール、ラップタイム、コーナリング性能を維持しているが、ボディは独自のデザインに変更されている。

業界最速のコンバーチブル・トップ

アストンが業界最速と言う、完全自動ファブリック製コンバーチブル・トップの、開閉に要する時間は7秒未満、50km/hまでなら走行中での作動が可能だ。(オープン時:6.7 秒、クローズ時:6.8 秒)

スタックの高さが驚くほど低いため、2段式の積載スペースへの影響を最小限に抑え、シームレスなリア・スタイルを実現している。

「Zパターン」の軽量折りたたみルーフメカニズムにより、重量増加はわずか60kgに抑えられている。

ロードスターは、クーペと同じ4.0LツインターボV8エンジンを搭載し、最高出力は510ps、0-97km/h加速は3.7秒、ルーフを閉じた状態での最高速度は306km/h。

ハードトップモデルより、0-97km/h加速が0.2秒、最高速度は8km/hほど遅くなっている。

構造的せん断パネルとシャシー・コンポーネントを慎重に開発することにより、「走行性や洗練性を一切犠牲にすることなく、クーペの力強い運動性能とスポーツ・キャラクターを保っています」とアストンは、述べている。

アダプティブ・ダンピング、ダイナミック・スタビリティ・コントロール、ダイナミック・トルクベクタリング、エレクトロニック・リア・デファレンシャルをクーペと共有することで、洗練されたダイナミズムも受け継いでいる。

リア・ダンパー、アダプティブ・ダンピング・システム、ESPキャリブレーションは、このモデル専用のチューニングが施されている。

また、公道でもサーキットでも圧倒的なパフォーマンスを発揮できるよう、クーペから受け継がれた走行モード(Sport、Sport +、Track)を、ロードスター・モデルに合わせて調和させることによって、車両全体のレスポンスとエキサイティングな走行性能を高めている。

トランク容量は200Lで、クーペより150L小さくなっているが、フルサイズのゴルフバッグと付属品を載せるすることが可能な大きさがキープされている。

アドレナリンあふれるパフォーマンス

アストン マーティンのCEO、アンディ・パーマーは、「オープントップのアストン マーティンは、いつの時代もお客様から好評をいただいています。今回、ヴァンテージ・ロードスターを発表することができて、非常に嬉しく思っています」と述べている。

「多くの人にとって、オープントップ・スポーツカーを走らせることは、非常に爽快な体験であり、人生に活気をもたらします」

「スリリングな走りでお客様を常に魅了してきましたが、ロードスター・バージョンを追加することにより、さらにアドレナリンあふれるパフォーマンスを実現することができます」と付け加えた。

アストン マーティン・チーフエンジニアのマット・ベッカーは、「コンバーチブル・スポーツカーは、クーペ・バージョンと比較して妥協を強いられるケースが数多くありますが、ヴァンテージ・ロードスターは、正確、俊敏、印象的なハンドリング・ダイナミクスと、非常に優れた直進安定性を組み合わせるという使命の下で、一切の妥協を排しています」

「そしてもちろん、コンバーチブル・トップを開放すれば、その素晴らしいエグゾースト・サウンドを堪能することもできます」述べている。

ヴァンテージ・ラインナップにも新しいオプション

アストン マーティンは、今回のロードスターの発売に際して、ヴァンテージ・ラインナップ全体にさまざまな新しいオプションを導入している。

最も注目すべきは、リミテッドエディションのヴァンテージAMRのみで利用可能だった、7速マニュアル・トランスミッションを、スタンダードのクーペに追加できるようになったことだろう。

既存の「ハンター」グリルと平行して、アストン マーティンを象徴する伝統的な「ベーン」グリルが、クーペとロードスターの両方でオプションとして選べるようになる。

また、オプションの合金ホイールの仕上げにも、新しい選択肢が加わっている。

販売促進に期待

現行ヴァンテージの、特にヨーロッパでの需要の低さは、2019年がアストンにとって「残念な年」となった主な要因として挙げられている。

経営状態の悪化により、先週、億万長者の実業家ローレンス・ストロールが率いるコンソーシアムより、アストン マーティンの16.7%の株式と引き換えに、1億8200万ポンド(260億円)の投資を受けている。

昨年の、ヨーロッパでのヴァンテージの販売は1029台。

2006年にV8ヴァンテージが、発売直後の1年間で販売した台数の半数にしかならなかった。

一方、メルセデスAMGは、同時期にヨーロッパで、5500台を超えるAMG GTを販売している。

こんな記事も読まれています

「お金なさすぎて家賃払えなくて…」大阪出身“売れっ子芸人”が高級SUV「Gクラス」を納車! 東京で“人生初”の車購入「盛山さんがベンツ購入って感慨深い」「夢あるなー」と反響
「お金なさすぎて家賃払えなくて…」大阪出身“売れっ子芸人”が高級SUV「Gクラス」を納車! 東京で“人生初”の車購入「盛山さんがベンツ購入って感慨深い」「夢あるなー」と反響
くるまのニュース
キドニー・グリルからキンクまで 「BMWらしいデザイン」とは何か 8つの特徴を紹介
キドニー・グリルからキンクまで 「BMWらしいデザイン」とは何か 8つの特徴を紹介
AUTOCAR JAPAN
3/4サイズの「セブン」は50ccの原付きカー! ワンオフで製作してナンバー取得済み。左足アクセル仕様の理由とは【マイクロカー図鑑】
3/4サイズの「セブン」は50ccの原付きカー! ワンオフで製作してナンバー取得済み。左足アクセル仕様の理由とは【マイクロカー図鑑】
Auto Messe Web
「しっとり」と「猛烈」の共存 BMW i5 M60 xドライブ 電動の旗艦が見せた幅広い守備範囲に脱帽
「しっとり」と「猛烈」の共存 BMW i5 M60 xドライブ 電動の旗艦が見せた幅広い守備範囲に脱帽
AUTOCAR JAPAN
自動車のカタログ好きは集まれ! ACC・JAPANが東京交歓会を開催
自動車のカタログ好きは集まれ! ACC・JAPANが東京交歓会を開催
driver@web
B-Max Racing Teamが厚木基地の日米親善春祭りにレースカーを展示。乗車体験やサイン会で盛り上がる
B-Max Racing Teamが厚木基地の日米親善春祭りにレースカーを展示。乗車体験やサイン会で盛り上がる
AUTOSPORT web
ホンダ「ヴェゼル」マイナーチェンジ!アウトドアスタイルの新パッケージ「HuNT」登場!
ホンダ「ヴェゼル」マイナーチェンジ!アウトドアスタイルの新パッケージ「HuNT」登場!
グーネット
メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
レスポンス
マルチクラッシュ決着を突破したタイラー・レディックが今季初勝利。MJも現地で祝福/NASCAR第10戦
マルチクラッシュ決着を突破したタイラー・レディックが今季初勝利。MJも現地で祝福/NASCAR第10戦
AUTOSPORT web
藤原慎也、2026年にダカールラリー挑戦へ「自分史上最大のプロジェクト。果てしない過酷な道を走破したい」
藤原慎也、2026年にダカールラリー挑戦へ「自分史上最大のプロジェクト。果てしない過酷な道を走破したい」
AUTOSPORT web
“6速MT”もある新型「トルネオ」!? SUV風デザインが超カッコイイ! 日本でも”最高にちょうどいい“「コンパクトミニバン」とは
“6速MT”もある新型「トルネオ」!? SUV風デザインが超カッコイイ! 日本でも”最高にちょうどいい“「コンパクトミニバン」とは
くるまのニュース
ホンダアクセス、新型ヴェゼル用・純正アクセサリーを発売開始
ホンダアクセス、新型ヴェゼル用・純正アクセサリーを発売開始
月刊自家用車WEB
これからの物流の要となる小型EVトラック普及の鍵! EV充電スポットが「小型EVトラック」にも開放された
これからの物流の要となる小型EVトラック普及の鍵! EV充電スポットが「小型EVトラック」にも開放された
WEB CARTOP
横浜ゴム「GEOLANDAR X-CV」「GEOLANDAR A/T G31」がトヨタ 新型「ランドクルーザー250」に新車装着
横浜ゴム「GEOLANDAR X-CV」「GEOLANDAR A/T G31」がトヨタ 新型「ランドクルーザー250」に新車装着
くるまのニュース
スフィアライトから「純正LEDフォグパワーアップバルブ」が発売
スフィアライトから「純正LEDフォグパワーアップバルブ」が発売
レスポンス
明るい話題だけではやっていけない。メルセデスF1代表、終わらない苦戦から「チームが一歩踏み出す必要がある」
明るい話題だけではやっていけない。メルセデスF1代表、終わらない苦戦から「チームが一歩踏み出す必要がある」
motorsport.com 日本版
WRC育成2期生、初のターマック戦『クロアチア・ラリー』を完走。グラベルクルーとの連携も経験
WRC育成2期生、初のターマック戦『クロアチア・ラリー』を完走。グラベルクルーとの連携も経験
AUTOSPORT web
どこがどう違う?ボルボの最新コンパクトEV「EX30」とレクサス「LBX」を徹底比較
どこがどう違う?ボルボの最新コンパクトEV「EX30」とレクサス「LBX」を徹底比較
@DIME

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村