Rolls-Royce Ghost/Dawn/Wraith/Cullinan
ロールス・ロイス ゴースト/ドーン/レイス/カリナン
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ロールス・ロイス史上最高にビビッドなビスポーク
刺繍や細工、アート表現など様々なテクニックを惜しみなく投入して生み出される、世界に一台のロールス・ロイス。千姿万態するビスポーク仕様の中でも、こちらに紹介するのは史上最高にビビッドなモデルたちだ。
燦々と照りつける太陽のもとで行われた2019年のペブルビーチでお披露目された、色とりどりのロールス・ロイスは、まるでロールス・ロイスの故郷、英グッドウッド工場で働く職人たちの調色、および塗装技術のショウケース。モントレー半島に咲き乱れる野花をそのままパレットに落とし込んだような、華やかな色合いが人々の目を惹いた。
ほころぶ若葉と満開の花と照りつける太陽と
厳しい季節を越えてようやく芽をほころばせた、やわらかな淡い緑を彷彿させるパステルグリーンの「ライトグリーンソリッド」は、ゴースト ブラック バッジの外板色に使用。内装のレザーはブラック基調で、セレニティグリーンの色味がブラックバッジの特徴であるテクニカル・ファイバーを配したフェイシアにアクセントを添える。
ドーン・ブラックバッジがまとう「コーラルソリッド」は7コートの層を持つ。9時間以上かけて手磨きするという、ロールス・ロイスの塗装技術なくしては完成しない塗面はカラフルな鏡のよう。また、エアロ・カウリングと呼ぶカーボンファイバーとアルミで構成したとノーカバーと組み合わせることで、華やかなだけでなくアグレッシブな印象も演出。内装は花ざかりの北カリフォルニアの丘と谷をイメージして、アーティックホワイトとサンセットのバイカラーで仕上げた。
まるで太陽のように明るい「セマフォ イエロー」はレイス ブラックバッジの印象をがらりと変える力を持つ。セルビーグレー/レモンの内装を合わせ、天井には煌びやかなスターライト・ヘッドライナーを装備することで、ブラックバッジシリーズらしい若々しさと冒険心を強調している。
完成まで1年かかったオレンジ色
アメリカの大富豪であり、カーコレクターとしても有名なマイケル・フックスのオーダーで生まれたのが、目の覚めるような「フックス オレンジ」でペイントされたカリナン。
グッドウッドにある同社工場のビスポーク・デザインおよびカラー開発部門に対し、Mr. フックスが注文したのは力強いオレンジ色の外板色だったという。彼の目に焼き付いていたのは南フロリダで見かけた女性がまとっていた洋服の色。Mr. フックスが買い求めたその洋服はビスポーク・チームのもとへ届けられた。
完成までにかかった時間はおよそ1年。最終的には7コートのペイント層を数時間かけて手で磨き上げる工程を経て、ロールス・ロイス基準に見合うクオリティの外板を実現した。ホイールのセンターにも、同じ“フックス・オレンジ”を使ってピンストライプが描かれている。
大富豪のために調合された10のオリジナルカラー
ロールス・ロイスは、世界中の顧客のために数十におよぶ特別色を用意しているが、10色ものオリジナルカラーを持つのはMr. フックスのみという。ちなみにこれまで彼がオーダーし、フックスの名を冠した“専用色”は、フューシャパール(ファントム)、フューシャ(ドーン)、ブルーキャンディ(同)、インテンス・ジェイドパール(ファントム)、エクウス・グリーン・ジェイドパール(レイス)、ホワイト(ゴースト)、パープルキャンディ(ファントム ドロップヘッド クーペ)、レッドキャンディ(同)、イエロー(同)の10色。
マイケル・フックスはその巨万の富を社会へ還元すべく、2006年にマイケル・フックス財団を設立。重病に苦しむ子供たちを救うべく、数百万ドルの支援を行ってきた。マイアミのニクラウス小児病院にフックス・ファミリー・センターも開設、妻のグロリアとともに子供たちを楽しませるイベントなども実施する。彼の所有する色とりどりのコレクションは、募金活動の一環としても使われている。
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みんなのコメント
こんなロールス乗ってたら人格疑われそうだ。