レーシングテクノロジー満載の4ドア、2194万円~
「ビー・エム・ダブリュー」は1月28日、BMWクーペ・モデルの最上級モデルである8シリーズのグラン クーペに、BMW M社のレーシングテクノロジーを駆使した高性能モデル『M8(エム・エイト)グラン クーペ』を追加ラインアップした。
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8シリーズのグラン クーペは、4ドアモデルながら高いボディ造形技術と官能的なデザインにより、快適な室内空間も備えた世界最高クラスのパーソナルカーだ。今回は、そのグラン クーペにBMW M社が開発した最も革新的なエンジンであるV型8気筒”Mツインパワー・ターボエンジン”を搭載。8速Mステップトロニック・トランスミッションと、独自の4輪駆動システム「M xDrive」を採用したことで、高性能エンジンのパワーを余すことなく引き出し、レーシングモデルとしても通用する圧倒的な走行性能を実現した。
美しく洗練されたクーペスタイルを構築
スペックを見ていこう。まず、ボディサイズは全長5105×全幅1945×全高1420(各mm)、ホイールベースは3025mmという伸びやかなディメンションを持つ。独自のボディ造形技術とカーボン・コア技術によって実現した美しいノッチバックのスタイルを組み合わせることで、後席の頭上空間を確保しながら、美しく洗練されたスタイルと艶やかなデザインを実現させた。
さらにより高性能なグレード”Competition(コンペティション)”では、キドニーグリルやエンブレム類、ドアミラーをハイグロスブラックに統一。バイカラーの20インチMホイールを採用し、よりアグレッシブに飾り立てた。
インテリアには新型BMW M8クーペから導入されている、”M”のロゴやステッチを刻んだ新デザインのセレクターレバーや、立体的なデザインでアグレッシブな走行でもドライバーの姿勢を支えるスポーツシートのほか、カーボンファイバー製のインテリアトリムを採用。サーキットモデルらしい機能性も備えている。
また、後席は3m超のホイールベースによる広い室内空間を活かして、長距離走行でも大人が快適に寛ぐことが可能なスペースを確保。シートは前席同様にホールド感のあるデザインのシングルシートフォルムを採用し、全体としてスポーツモデルらしい統一感ある空間を演出。後席の乗員もBMW Mならではのスポーティな走行を体験できるように配慮されている。
Competitionは625馬力を発生
搭載するパワーユニットは、4.4リッターのV型8気筒となるMツインパワー・ターボ・エンジン。M8 グラン クーペでは最高出力441kW(600ps)/6000rpm、最大トルク750Nm/1800-5600rpmを発生。さらにCompetitionでは特別なセットアップを施し、25psを上乗せした最高出力460kW(625ps)/6000rpm、最大トルク750Nm/1800-5860rpmを発生する。
組み合わされるのはドライブロジック付きMステップトロニックトランスミッションの8速AT。駆動方式には、俊敏性と路面への伝達力を高次元で両立したBMW M独自の4WDシステム「M xDrive」が採用された。
また、センターコンソールに装備されたMモードボタンにより、メーターパネルやヘッドアップディスプレイの表示方法や、運転支援システムの介入レベルを”ROAD(ロード)”または”SPORT(スポーツ)”のいずれかに変更可能。
ROADは基本設定としてすべての運転支援システムが有効になり、SPORTはドライバーが任意に設定した情報に基づいて、前車接近警告や衝突回避・被害軽減ブレーキを除くすべてのブレーキやステアリングシステムへの介入を無効にすることが可能だ。
そして、4WDシステムのM xDriveはBMW Mが独自に開発したもので、ドライバーが必要に応じて前後の駆動力配分を設定することが可能。初期設定の4WDモード、ほぼ後輪駆動に近い4WD SPORTモード、スリップなどを制御するDSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)を解除し完全な後輪駆動走行となる2WDモードが用意される。
そのほか高速道路での渋滞時に威力を発揮する「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」をはじめ、リバースアシスト機能を持つパーキングアシスタントなど、より精度と正確性が向上した最新の運転支援システムも搭載された。
価格は「M8 グラン クーペ」が2194万円、「M8 グラン クーペ Competition(コンペティション)」が2397万円となっている。
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メーカーがスポーツを謳ってモータースポーツ弱いのは致命的。