タンク上面にはセンターストライプも
ファイアーブレード由来のエンジンを搭載するホンダのスポーツネイキッド、CB1000Rが2020年モデルとしてカラーチェンジを受けた。新色のマットパールグレアホワイトだけでなく、従来色もパターン変更や各パーツのブラックアウトなどにより精悍さを増している。
2019新車走評:国産大型ネイキッド編[カテゴリー別“試乗インプレッション”大図鑑 #07]
新色のマットパールグレアホワイトが登場、従来色も変更を受ける
最新型CBR1000RR-Rよりもロングストロークで、低中速トルクが豊かな2008年型CBR1000RRをベースとした並列4気筒エンジンを搭載し、各種電子制御も充実。片持ちスイングアームなどホンダのレーシングDNAを感じさせる装備も魅力のリッタースポーツネイキッド、CB1000Rがカラーチェンジを受けた。
新色として採用されたのは、従来のシルバーに代わる「マットパールグレアホワイト」で、カラーバリエーションの変更に伴い、赤、黒を含む全色ともにスイングアームやトップ/ボトムブリッジ、ヘッドライトリムをブラックで統一し、力強いスタイルをより強調した。また、燃料タンク上面にはローコントラストのセンターストライプを採用することで、スポーティな雰囲気を高めている。
―― 従来は燃料タンク後端がシルバー塗装となっていたが、ニューカラーでは上面にストライプを配置。
CB1000Rは“操る楽しさ”を表現したスポーツモデル。スロットル・バイ・ワイヤシステムやクイックシフターなどの電子制御技術を採用するとともに、走行モードは「SPORT」「STANDARD」「RAIN」のプリセットモードと、ライダーが任意に設定できる「USER」の4種類から選択が可能。走行モードに応じて変化するのはエンジンの出力特性のほか、ホンダ・セレクタブル・トルク・コントロール(いわゆるトラクションコントロールシステムの一種)と、エンジンブレーキ特性が変わるセレクタブル・エンジンブレーキも連動する。いずれも「USER」モードでは個別に3段階ずつ(トラコンはOFFも可能)調整することもできる。
アルミカムのアシストスリッパークラッチや、アップ/ダウン双方向対応のクイックシフター、トキコ製ラジアルマウントブレーキキャリパーなど、走りを向上するパーツもふんだんに盛り込んでいる。ABSやETC2.0車載器、イモビライザーのH.I.S.S.のほか、グリップヒーターも標準装備だ。
HONDA CB1000R[カラーバリエーション・2020年モデル]
―― CB1000R(マットパールグレアホワイト)
―― CB1000R(グラファイトブラック)
―― CB1000R(キャンディークロモスフィアレッド)
―― 【HONDA CB1000R[2020]】主要諸元■全長2120 全幅790 全高1090 軸距1455 シート高830(各mm) 車重212kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒 DOHC4バルブ 998cc 145ps/10500rpm 10.6/8250rpm 変速機6段 燃料タンク容量16L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/55ZR17 ●価格:167万900円 ●受注生産車
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