現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > あらゆる“頂”を目指す冒険のツール、ロールス・ロイスのSUV「カリナン」の世界

ここから本文です

あらゆる“頂”を目指す冒険のツール、ロールス・ロイスのSUV「カリナン」の世界

掲載 更新
あらゆる“頂”を目指す冒険のツール、ロールス・ロイスのSUV「カリナン」の世界

Rolls-Royce Cullinan

ロールス・ロイス カリナン

あらゆる“頂”を目指す冒険のツール、ロールス・ロイスのSUV「カリナン」の世界

ロールス・ロイス初の四輪駆動

ロールス・ロイス初のSUVとして2018年に誕生した「カリナン」。全長5341mm、全幅2000mm、全高1835mm。ホイールベース3295mm。寸法的にはベントレー ベンテイガに近いがエッジの張ったボクシーなボディはまるで走る金庫のような威容だ。

現状、カリナンは、フラッグシップ「ファントム」とベースを共有する唯一のモデルとなる。軽量なオールアルミ製のスペースフレーム構造を用いた「アーキテクチャー・オブ・ラグジュアリー」と、6.75リッターのV型12気筒ツインターボエンジンは基本的に同じ。最大の違いは、カリナンが「ロールス・ロイス初の四輪駆動」という点である。

電子制御多板クラッチを用いて前後車軸へトルク配分を行う4WDは、基本的には50:50に設定されている。センターコンソールには、かつてロールス・ロイスに備わったことのない「オフロード」スイッチが用意され、これを押せば4WDやESCの制御が未舗装路向けに切り替わる。同時に車高も40mmアップし、同社の謳う「Effortless, Everywhere(どこにでも、易々と)」が実現する。

ロールス・ロイス的ホスピタリティ

カリナンの「史上初」はまだある。たとえばテールゲート。クーペやサルーン、ドロップヘッドというボディバリエーションの歴史はあれど、大きく開口するゲートがリヤに存在するロールス・ロイスはこれまでなかった。音もなくスイッチひとつで開閉するのは当然として、荷室との間にパーテーションを設けることで外気がキャビンへ流れ込まないようにするという、いかにもロールス・ロイスらしい心配りも用意されている。

遥か前方まで見渡すことのできるアップライトなポジションもドライバーに安心感と開放感をもたらす。この圧倒的な視野の広さに、2.6トンの巨体をやすやすと運ぶV12の力強さ、しっとり感と正確さが共存する操舵感、ショックの収束が素早いサスペンションがあいまって、運転のしやすさは現行ラインナップ中随一だ。

また、乗車の際にドアハンドルに触れると車高が40mm自動で下がり、エンジンをスタートすると元に戻る仕組みや、乗り降りの際に足が汚れないようサイドシルをカバーするドアの設計などロールス・ロイス的ホスピタリティが随所に存在する。格納式のチェアとカクテルテーブルを備えた「ビューイングスイート」のアイデアといい、SUVの最高峰を目指そうという冒険心がそこかしこに見える。カリナンは乗る人の冒険心を満たすだけでなく、エンジニア自身にも冒険を楽しませるクルマ。そういうことなのかもしれない。

【SPECIFICATIONS】

ロールス・ロイス カリナン

ボディサイズ:全長5341 全幅2000 全高1835mm

ホイールベース:3295mm

エンジン:V型12気筒DOHC48バルブツインターボ

総排気量:6748cc

最高出力:420kW(571ps)/5000rpm

最大トルク:850Nm/1600rpm

トランスミッション:8速AT

駆動方式:AWD

車両本体価格(税込):3967万円

【問い合わせ】

ロールス・ロイス・モーター・カーズ東京

TEL 03-6809-5450

こんな記事も読まれています

「印象ダウン」なATと快適性 新名称で再出発の韓国ブランド KGMトーレスへ試乗
「印象ダウン」なATと快適性 新名称で再出発の韓国ブランド KGMトーレスへ試乗
AUTOCAR JAPAN
黄金のスワンボートからスーパーカーまで!「日本ボート・オブ・ザ・イヤー2023」のバラエティに富んだ会場を紹介します【吉田由美のCCL】
黄金のスワンボートからスーパーカーまで!「日本ボート・オブ・ザ・イヤー2023」のバラエティに富んだ会場を紹介します【吉田由美のCCL】
Auto Messe Web
ポルシェFE、ネオンサイン”煌めく”ピンク色の東京E-Prix特別カラーリング公開。ウェーレイン&ダ・コスタ「東京の街にピッタリ!」と大絶賛
ポルシェFE、ネオンサイン”煌めく”ピンク色の東京E-Prix特別カラーリング公開。ウェーレイン&ダ・コスタ「東京の街にピッタリ!」と大絶賛
motorsport.com 日本版
常に独創的なプジョー9X8のカラーリング。『ライオンの群れ』模した最新リバリーはアパレル展開も
常に独創的なプジョー9X8のカラーリング。『ライオンの群れ』模した最新リバリーはアパレル展開も
AUTOSPORT web
見れば納得! めちゃくちゃ注目される「教習車」なぜ誕生? 「学べる」ワケは?
見れば納得! めちゃくちゃ注目される「教習車」なぜ誕生? 「学べる」ワケは?
くるまのニュース
新型Eで4WDでディーゼル希望なら一択! メルセデス・ベンツE 220 d 4マティック・オールテレイン
新型Eで4WDでディーゼル希望なら一択! メルセデス・ベンツE 220 d 4マティック・オールテレイン
AUTOCAR JAPAN
スズキの「4.4リッター“V6”搭載モデル」登場! 最高出力350馬力の“最強”仕様! スズキ最大エンジン搭載の「DF350AT」とは
スズキの「4.4リッター“V6”搭載モデル」登場! 最高出力350馬力の“最強”仕様! スズキ最大エンジン搭載の「DF350AT」とは
くるまのニュース
トヨタ・ランクル250《先読み購入ガイド》
トヨタ・ランクル250《先読み購入ガイド》
グーネット
愛車の履歴書──Vol33.宅麻伸さん(後編)
愛車の履歴書──Vol33.宅麻伸さん(後編)
GQ JAPAN
ハースF1前代表のギュンター・シュタイナー、今度はF1マイアミGPのアンバサダーに! パドックの人気者は引く手数多
ハースF1前代表のギュンター・シュタイナー、今度はF1マイアミGPのアンバサダーに! パドックの人気者は引く手数多
motorsport.com 日本版
フォーミュラE 2024 Tokyo E-Prix 東京・有明ビッグサイトで搬入中のコースに潜入/3月27日
フォーミュラE 2024 Tokyo E-Prix 東京・有明ビッグサイトで搬入中のコースに潜入/3月27日
AUTOSPORT web
待望の母国レース、フォーミュラE東京E-Prixに挑む日産「まずはその迫力、音を好きになってもらいたい」
待望の母国レース、フォーミュラE東京E-Prixに挑む日産「まずはその迫力、音を好きになってもらいたい」
motorsport.com 日本版
[15秒でわかる]メルセデスベンツ『ヴィジョンEQXX』…砂漠地帯でも高性能
[15秒でわかる]メルセデスベンツ『ヴィジョンEQXX』…砂漠地帯でも高性能
レスポンス
VSRがGTWCアジア参戦体制を発表。1台はAmiとNijikoの女性オーナー率いる『ANR』とのコラボに
VSRがGTWCアジア参戦体制を発表。1台はAmiとNijikoの女性オーナー率いる『ANR』とのコラボに
AUTOSPORT web
日産、フォーミュラEに2030年まで継続参戦 長期参戦で「Gen4」の開発をリード
日産、フォーミュラEに2030年まで継続参戦 長期参戦で「Gen4」の開発をリード
日刊自動車新聞
あらゆる点で他車とはちがう超高級車──新型ロールス・ロイス スペクター試乗記
あらゆる点で他車とはちがう超高級車──新型ロールス・ロイス スペクター試乗記
GQ JAPAN
Kabuto:MotoGPでの装着率も年々増。サーキットから一般道までサポートするコレクション/2024春最新ヘルメット
Kabuto:MotoGPでの装着率も年々増。サーキットから一般道までサポートするコレクション/2024春最新ヘルメット
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツが新型Eクラスにクロスオーバーモデル「E220d 4MATICオールテレイン」を追加
メルセデス・ベンツが新型Eクラスにクロスオーバーモデル「E220d 4MATICオールテレイン」を追加
@DIME

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

4184.04811.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4530.06180.0万円

中古車を検索
カリナンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

4184.04811.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4530.06180.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村