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ニューモデル 2019.11.10

世にも奇妙なクルマのオプション17選 レコードプレーヤーからバイオウェポン対策まで 前編

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深淵なるオプションの世界

ここ数十年におけるテクノロジーの進化が、はるかに容易に非常に難解なオプションを創り出すことを可能にしてきた。

    【画像】世にも奇妙なオプション 全9枚

新車であればさまざまなカスタマイズが可能だが、その為にはそれなりの金額を支払う必要がある。

最近では高額オプションの数々にも注目してみたが、今回ご紹介するのはこれまで自動車世界に登場した驚くほど奇妙なオプションたちだ。

是非深淵なるオプションの世界をお楽しみ頂きたい。

フィリップス・オート・ミニョン(1959年)

車載用レコードプレーヤーを初めてオプション設定したのはクライスラーだったが、レコード会社同士の競合の結果、実際に車内で楽しむことのできる楽曲数は限られていた。

フィリップスは1959年発売のオート・ミニョンによって、盛り上がるポップミュージック人気の波を捕まえることに成功したのであり、ドライバーは運転中お気に入りの曲を45回転レコードで楽しむことができた。

ダッシュ中央下段に設置されたこのレコードプレーヤーは、装着されていればラジオをアンプとして活用することができ、レコードを前方から出し入れする方式は数十年後に登場するカセットテープやCDの先鞭をつけることとなった。

ジャガーEタイプに装着したジョージ・ハリスンを筆頭に、ビートルズのメンバー全員がこのプレーヤーを自らのクルマに取り付けたことで、その人気は不動のものとなっている。

ヴォクゾール・スターシーリング

いまや10年以上の長きにわたり、ロールス・ロイスオーナーの間ではヘッドライニングを満点の星空で飾るというのが人気のオプションとなっている。

初めてこのヘッドライニングを目にすれば誰もが感激するに違いないが、1300個もの細かな光ファイバーを散りばめたこの星空は決して安くはなく、その価格はこの手のオプションとしては天文学的とも言える9000ポンド(126万円)にも達している。

だからこそ、自動車世界では対極に位置するヴォクゾールがアダム向けに「スターシーリング」のオプションを用意してくれたことを素直に喜ぶべきだと思うのだ。

価格?

ロールスに比べればはるかに現実的な約400ポンド(5万6000円)というものだ。

実際、ロールス・ロイスのオプション価格で、ほとんど新車のアダムを購入することが出来るだろう。

ベントレー・ベンテイガ:ミュリナー・トゥールビヨン by ブライトリング

世界の超高級車メーカーは世界のスーパーリッチに向けて、際限なくお金を使う機会を提供しているが、ベントレーはこのオプションで他を圧倒しているようだ。

SUVのベンテイガを購入しようというオーナーは、クルマに取り付けられたものとしてはもっとも高価なだけでなく、クルマのオプションとしてももっとも高価なもののひとつを手に入れるため、11万7000ポンド(1633万円)を支払うことができる。

ダイヤモンドや真珠、ゴールドで飾られたこの時計について、ベントレーは非常に正確だと主張しているが、その価格を考えれば当然だろう。

ベントレー・ベンテイガ:フライフィッシング by ミュリナーセット

高級時計のあとでは、この8万ポンド(1117万円)のフィッシングセットもバーゲンのように感じるかも知れない。

レザーが貼られた特別仕立てのケースには4本の竿が収められており、パーセルシェルフ下へと収納される。

トランク側面にあるカーペット張りされた専用ポケットには、見事なレザーバッグに入った一対の網が収められている。

その外にも入れ物やリフレッシュグッズがセットには含まれるが、必要とあらばすべて取り外すことも出来る。

アルファ・ロメオ 90:インダッシュ・ブリーフケース

アルファ・ロメオ90のインダッシュ式ブリーフケースのアイデアは、あるアルファ幹部のリアパーセルシェルフに置いておいたカバンが、急ブレーキの際に飛んできて彼の後頭部を直撃したことから生み出されたと言われている。

真偽のほどは分からないが、このオプションは速度と回転を斜めに配置されたバーメーターで表示するインストゥルメントパネルや自動調整式フロントスポイラーとともに、90の特徴となっていた。

ブリーフケースは本来グローブボックスがある場所に収納されており、その結果、グローブボックスそのものは失われてしまっていたが、このカバンはクルマそのものよりも見事な仕上がりを見せていた。

90の生産期間は1984年から1987年だ。

レンジローバー:イベントシート

SUV市場へと参入したことで、ベントレーとロールス・ロイスの高級感が損なわれたと言われているが、レンジローバーは近年上級移行を果たしており、特にオプションを選択しなくても、いまやその車両価格は17万ポンド(2373万円)にも達している。

だが、このイベントシートを選べばさらに車両価格を高騰させることも可能だ。

リアデッキから延びるシートは、馬術競技といったスポーツ観戦には最適な存在だろう。

1789ポンド(25万円)のこのシートではブラックかタンのレザーを選択可能であり、必要のない場合、トランクスペース下に見事に収納することができる。

ホンダ・エレメント:ドッグパッケージ

犬とSUVと言えば、まさに塩とビネガーというくらいの愛称の良さであり、ホンダが市場の求めに応えたのも当然だろう。

2009年のニューヨークモーターショーを舞台に、ボクシーなスタイルをしたエレメントが犬にとってフレンドリーな存在になれることをアピールすると、多くの愛犬家たちの好評を博し、2010年には正式にオプション設定されている。

このオプションにはトランクスペースへと愛犬が乗り込み易い様に造られた、ソフトパッドと防水ウッド製ライニングが施された取外し式ランプが含まれていた。

トランクに積まれた愛犬にフレッシュエアーを送るための電動冷却ファンもオプションには含まれており、さらには首輪やリード、トイレ袋を入れるための特別なバッグまで付いていた。

キャビンでは犬の好きな骨の形をあしらったフロアマットとシートカバーが採用されるとともに、この750ポンドのオプションでは、エクステリアにも犬の足型をしたバッジを見つけることができた。

フィアット500L:ラヴァッツァ500エスプレッソマシン

フィアット500はイタリア生まれ(確かに厳密に言えば生産はポーランドかも知れないが、この際細かいことはいいだろう)であり、まさに、イタリア製コーヒーメーカーはこのクルマで選ぶべき相応しいオプションと言える。

ワクワクすると同時に恐怖を覚えるかも知れないが、実際、この300ポンド(4万2000円)のオプションはそれほど気の利いたものではない。

コーヒーポッドをセットして水を入れると、シガーソケットからの電源によってコーヒーが抽出されるというだけであり、ハッキリ言って家かガソリンスタンドでやった方が簡単だ。

それでもこのオプションが欲しくなるに違いない。

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