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ニューモデル 2019.11.6

サーキット対決 シビック・タイプR vs フォーカスST 最高のホットハッチは

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スペックでは同等の2台

今回われわれはフォード・フォーカスSTおよびシビック・タイプRを用意し、サーキットで比較試乗を行った。どちらがより速いかだけでなく、走りの楽しさにも重点を置いて試乗してみよう。

    【画像】シビック・タイプR/フォーカスST 全57枚

280psのフォーカスSTに対し、シビック・タイプRの最高出力は320psに達する。ホンダによればシビック・タイプRの0-97km/h加速は5.7秒、0-161km/hでは12秒程度とされているが、それ以上に速く感じられる。VTEC付きの2Lターボは、もともとクレバーなシステムにさらに磨きがかかり、ターボラグをなくしつつ素晴らしいパフォーマンスを見せてくれる。

ブレーキの制動力も申し分なく、簡単に速く走らせることができるだろう。レーシングカーのようでありながら、1日乗り続けることもできそうだ。コーナーを攻め込んだ時のボディコントロールは素晴らしく、真面目に開発されていることがよくわかる。ただ単に速いホットハッチではなく、サーキットに特化して仕立てられている。

対するフォーカスSTは、以前のフォーカスRSと同様に2.3Lエンジンを搭載する。しかし本来ならばRSこそがタイプRのライバルであり、STはより日常向きなクルマであった。最高出力こそシビックに劣るものの、0-97km/h加速の公称値は同じだ。搭載する6速MTの出来はよく、電子制御のLSDも優秀だ。

設計思想の違いが浮き彫りに

シビックの足まわりは明確にラップタイムを追求しているのに対し、フォーカスのそれはややオーバーアクションに感じられた。とはいえ軸はしっかりしており、四輪が綺麗に旋回するのが感じ取れるだろう。ステアリングは相当にクイックだが操舵感は軽く、ロードフィールは若干希薄かもしれない。

シビックはドライバーを急き立てるようなところがあるのに対し、フォーカスはそれがあまり感じられない。これこそがSTの性格であり、現行フィエスタや先代フォーカスにも共通するものだ。フォードは見た目の主張は控えめで、巨大なウイングやバケットシートは装備されないものの、実際に走らせると素晴らしい。

サーキットでの結果、2台の設計思想の違いが浮き彫りとなった。速さを追求するのであれば、小さなレーシングカーのようにサーキットで速く走ることに全力を注いでいるシビックがベストだ。

しかしよりハードコアでないフォーカスの方が楽しみの幅は広いように感じられた。両車の実力は拮抗しているが、ホットハッチに何を求めるかによって判断が分かれるところだろう。

詳細は動画にてお楽しみいただきたい。

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