現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > サーキット対決 シビック・タイプR vs フォーカスST 最高のホットハッチは

ここから本文です

サーキット対決 シビック・タイプR vs フォーカスST 最高のホットハッチは

掲載 更新
サーキット対決 シビック・タイプR vs フォーカスST 最高のホットハッチは

スペックでは同等の2台

今回われわれはフォード・フォーカスSTおよびシビック・タイプRを用意し、サーキットで比較試乗を行った。どちらがより速いかだけでなく、走りの楽しさにも重点を置いて試乗してみよう。

【画像】シビック・タイプR/フォーカスST 全57枚

280psのフォーカスSTに対し、シビック・タイプRの最高出力は320psに達する。ホンダによればシビック・タイプRの0-97km/h加速は5.7秒、0-161km/hでは12秒程度とされているが、それ以上に速く感じられる。VTEC付きの2Lターボは、もともとクレバーなシステムにさらに磨きがかかり、ターボラグをなくしつつ素晴らしいパフォーマンスを見せてくれる。

ブレーキの制動力も申し分なく、簡単に速く走らせることができるだろう。レーシングカーのようでありながら、1日乗り続けることもできそうだ。コーナーを攻め込んだ時のボディコントロールは素晴らしく、真面目に開発されていることがよくわかる。ただ単に速いホットハッチではなく、サーキットに特化して仕立てられている。

対するフォーカスSTは、以前のフォーカスRSと同様に2.3Lエンジンを搭載する。しかし本来ならばRSこそがタイプRのライバルであり、STはより日常向きなクルマであった。最高出力こそシビックに劣るものの、0-97km/h加速の公称値は同じだ。搭載する6速MTの出来はよく、電子制御のLSDも優秀だ。

設計思想の違いが浮き彫りに

シビックの足まわりは明確にラップタイムを追求しているのに対し、フォーカスのそれはややオーバーアクションに感じられた。とはいえ軸はしっかりしており、四輪が綺麗に旋回するのが感じ取れるだろう。ステアリングは相当にクイックだが操舵感は軽く、ロードフィールは若干希薄かもしれない。

シビックはドライバーを急き立てるようなところがあるのに対し、フォーカスはそれがあまり感じられない。これこそがSTの性格であり、現行フィエスタや先代フォーカスにも共通するものだ。フォードは見た目の主張は控えめで、巨大なウイングやバケットシートは装備されないものの、実際に走らせると素晴らしい。

サーキットでの結果、2台の設計思想の違いが浮き彫りとなった。速さを追求するのであれば、小さなレーシングカーのようにサーキットで速く走ることに全力を注いでいるシビックがベストだ。

しかしよりハードコアでないフォーカスの方が楽しみの幅は広いように感じられた。両車の実力は拮抗しているが、ホットハッチに何を求めるかによって判断が分かれるところだろう。

詳細は動画にてお楽しみいただきたい。

こんな記事も読まれています

スプレーして拭くだけ、撥水は約2か月…ペルシードからボディに輝きを与える「ドロップコーティング」発売
スプレーして拭くだけ、撥水は約2か月…ペルシードからボディに輝きを与える「ドロップコーティング」発売
レスポンス
ホンダ 2026年F1参戦に向けて前進!英国にパワーユニット運用拠点設立
ホンダ 2026年F1参戦に向けて前進!英国にパワーユニット運用拠点設立
グーネット
ロータス カスタマイズサービス「チャップマン・ビスポーク」始動 中国皮切りに世界展開へ
ロータス カスタマイズサービス「チャップマン・ビスポーク」始動 中国皮切りに世界展開へ
グーネット
違和感なさすぎ!? “レクサス顔“のトヨタ「クラウン」実車展示! レッド内装&鮮烈パープル外装がカッコイイ! ド迫力のカスタムマシン来名
違和感なさすぎ!? “レクサス顔“のトヨタ「クラウン」実車展示! レッド内装&鮮烈パープル外装がカッコイイ! ド迫力のカスタムマシン来名
くるまのニュース
トヨタ“進化型”「GRヤリス」はなぜ大幅に進化した? 実戦で得た成果をすべて反映!! 開発責任者が振り返る「開発の舞台裏」
トヨタ“進化型”「GRヤリス」はなぜ大幅に進化した? 実戦で得た成果をすべて反映!! 開発責任者が振り返る「開発の舞台裏」
VAGUE
【MotoGP】驚異の新人アコスタ、KTM本家のジャック・ミラーも舌を巻くライディング「僕もあんなふうに乗りたいね」
【MotoGP】驚異の新人アコスタ、KTM本家のジャック・ミラーも舌を巻くライディング「僕もあんなふうに乗りたいね」
motorsport.com 日本版
日本に導入するDSオートモビルの全車両にChatGPT機能を標準装備。運転しながらChatGPTが使用できる!
日本に導入するDSオートモビルの全車両にChatGPT機能を標準装備。運転しながらChatGPTが使用できる!
カー・アンド・ドライバー
自家用の「はたらくクルマ」が集結…第3回商用車ミーティング関東
自家用の「はたらくクルマ」が集結…第3回商用車ミーティング関東
レスポンス
ブレーキが「キーキー」鳴きだしたら…不快な原因と対策方法を伝授します。ブレーキパッドの交換時期の目安は?
ブレーキが「キーキー」鳴きだしたら…不快な原因と対策方法を伝授します。ブレーキパッドの交換時期の目安は?
Auto Messe Web
スズキ フロンテSS(昭和43/1968年11月発売・LC10型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト047】
スズキ フロンテSS(昭和43/1968年11月発売・LC10型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト047】
Webモーターマガジン
ソフト99、「眼神ヘッドライトリフレッシュ」発売 ガラス系硬質被膜で半年持続
ソフト99、「眼神ヘッドライトリフレッシュ」発売 ガラス系硬質被膜で半年持続
日刊自動車新聞
Juju、今季のスーパーフォーミュラと並行して『BOSS GP』へのシリーズ参戦、大学入学準備と多忙な日々
Juju、今季のスーパーフォーミュラと並行して『BOSS GP』へのシリーズ参戦、大学入学準備と多忙な日々
AUTOSPORT web
新型「小さな高級車」初公開! 全長4m級だけどオーバー450万円!? 「丸テーブル+超高級ソファ」×オシャブルー内装がカッコイイ「イプシロンMHEV」伊で発売
新型「小さな高級車」初公開! 全長4m級だけどオーバー450万円!? 「丸テーブル+超高級ソファ」×オシャブルー内装がカッコイイ「イプシロンMHEV」伊で発売
くるまのニュース
優勝逃したギヤボックストラブル、ブレーキと燃料消費の関係/MotoGPの御意見番に聞くポルトガルGP
優勝逃したギヤボックストラブル、ブレーキと燃料消費の関係/MotoGPの御意見番に聞くポルトガルGP
AUTOSPORT web
ポルシェ パナメーラ 新型、E-ハイブリッドの予約開始…価格は1669万円より
ポルシェ パナメーラ 新型、E-ハイブリッドの予約開始…価格は1669万円より
レスポンス
【所さんの世田谷ベース】懐かしの「コポルシェ(スバル360改)」はママチャリより遅かった!? 【幸せのひきがね】
【所さんの世田谷ベース】懐かしの「コポルシェ(スバル360改)」はママチャリより遅かった!? 【幸せのひきがね】
LE VOLANT CARSMEET WEB
若き日にヨーロッパ中を走りまわったルノー5が崖下へ…… 【ドラマチックな愛車との別れ 石橋 寛編】
若き日にヨーロッパ中を走りまわったルノー5が崖下へ…… 【ドラマチックな愛車との別れ 石橋 寛編】
WEB CARTOP
まだまだ現役だけどいつかくる「終車活」はどうする? 一生消えない「車欲」を満たす「庶民の終のクルマ」を真剣に考えてみた
まだまだ現役だけどいつかくる「終車活」はどうする? 一生消えない「車欲」を満たす「庶民の終のクルマ」を真剣に考えてみた
WEB CARTOP

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

193.7235.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

27.0264.2万円

中古車を検索
シビックの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

193.7235.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

27.0264.2万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村