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ハイレゾ対応ビッグX アルパインの大画面カーナビ 東京モーターショー2019

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ハイレゾ対応ビッグX アルパインの大画面カーナビ 東京モーターショー2019

ハイレゾ化プロトタイプ

text:Hajime Aida(会田肇)

【画像】東京モーターショー アルプスアルパインブース 全13枚

photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)

東京モーターショー2019の西館4階では、カーオーディオメーカーの出展も見逃せない。

今年1月1日にアルプス電気とアルパインが経営統合して誕生した「アルプスアルパイン」。注目したいのは、やはりアルパインの大画面カーナビ“ビッグX”を核としたサウンドシステムだ。

“ビッグX”と言えば、車種専用キットを組み合わせることで車内に大画面カーナビの世界をもたらすことで知られる。その“ビッグX”が東京モーターショーの同社ブースにおいて、ハイレゾにも対応したプロトタイプとして出展されたのだ。

ハイレゾ化に際して実装されたのが最新技術を注いだとされるパワーICであり、不純物ゼロの真空蒸着フィルムコンデンサーだ。

これらはサウンドの質を高めるうえで欠かせないパーツで、開発にあたってはこのパーツをどう選択するかにかかっていたという。多くの場合、汎用のパーツから最適なものを選ぶからだ。

しかし、開発者によれば汎用品ではなかなか意図したサウンドにたどり着かない。そこでアルプスアルパインでは専用品としてパーツメーカーに依頼。これにより理想的なサウンドを導き出すことに成功したという。

残響か ノイズか

ノイズに対しても徹底的に低減することを目指した。

音楽の再生で感動を生むには楽器から奏でる余韻、あるいは残響成分をどこまで忠実に再現できるかにかかっている。

再生帯域が広く音の解像度が高いハイレゾならその対応力も十分だ。
しかし、やっかいなのは、この時にノイズ成分まで拾いやすくなってしまうこと。

そこで重要となってくるのがノイズキャンセル技術だ。アルプスアルパインは可聴帯域を超えるレベルまで残響を残しつつ、耳障りなノイズを徹底して除去する回路技術を投入。これが新たな音の感動を生み出すことにつながるというわけだ。

こうした生み出されたビッグX、その実力を知りたいところだが、残念ながら現段階では詳細なスペックは明らかにされていない。ただ、デモとして再生された音はアルパインらしい力強さがあり迫力もたっぷり。

リフトアップ3ウェイスピーカー

組み合わせた車種専用(ランドクルーザー用)の「リフトアップ3ウェイスピーカー」によるところも大きいとは思うが、その実力の高さは大いに期待できるものとなっていたのは確かだ。

ところでこのリフトアップ3ウェイスピーカー、イグニッションスイッチと連動してトップカバーとツィーターが自動で昇降する独自機構を採用し、高品質サウンドとインテリアの両面で高いインパクトをもたらす画期的なスピーカーシステム。

何よりも見逃せないのは、本来なら指向性が高い高音域をこのトップカバーで拡散できること。これによって車内の隅々まで拡がりのあるサウンドを楽しむことができるのだ。

さらにトップカバーはスピン調にデザインされ、ディマー連動のブルーLEDと相まってハイグレード間を演出。とくにナイトクルージングで柔らかく見せるその姿には思わずうっとりしてしまう。

レイアウトフリースピーカーとは

アルプスアルパインのブースでは「レイアウトフリースピーカー」と呼ばれる興味深いスピーカーも出展されていた。

これは主としてOEM向けに開発されたものだが、独自の磁気回路によって従来スピーカーと同等の音質を確保しながら小型・軽量化を実現。ヘッドレストや天井などに埋め込むことができるスピーカーとしている。

小型であるため取付け時の制約が少なく、各座席への搭載が可能となることで、乗車者一人ひとりがそれぞれの音を楽しむ“パーソナルゾーンサウンド”を実現できる。

また、このスピーカーを鳴らすための高性能&コンパクトなアンプ「スマートアンプ」も用意。シート下やドア内に収納してよりハイレベルなサウンド実現に貢献できるという。

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