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ニューモデル 2019.10.30

BMWジャパン新社長 どんな人? 「プレミアム性」重視 8シリーズ/自動運転がキー

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BMWジャパン新社長 どんな人なのか?

text:Kenji Momota(桃田健史)

    【画像】2019~2020年 鍵握るBMW 3選 全153枚

BMWジャパン代表取締役に就任した、クリスチャン・ヴィードマンが今年8月の就任以来初めてメディア向け会見に登場した。

ちょうど東京モーターショーの開催期間でもあり、海外メーカーの動向を知るうえで貴重な機会だとして、BMW東京ベイでの会見には100人近いメディアが参加した。

ヴィードマンはスイス出身。銀行や監査法人での勤務を経て、BMW入社後も主に金融畑を歩んできた。

2005~2008年にはBMWファイナンス株式会社の常務取締役兼CFO(チーフ・ファイナンシャル・オフィサー)を経験。「きめ細やかな文化の香りがする、ここ日本で再び勤務できることをとても嬉しく思う」と笑顔で話した。

同は本職前の約1年間、BMWタイの代表取締役としてタイ市場での販売拡大に貢献している。

日本での輸入車市場では、ダイムラーが強固な販売実績を誇る。また最近ではボルボの台頭が目立つ。BMW本社としても日本市場に対してより積極的なアクションを起こすべき時期との判断がある中、ファイナンス分野のエキスパートとして経営実情を冷静に見つめることができる。さらにアジア圏での実績があるヴィードマンが適任という人事に至ったのであろう。

2019年主要モデル投入 20年以降拡大へ

会見の中で、ヴィードマン社長は日本市場における2019年の動向を振り返った。

まず挙げたのが、BMWの真骨頂である3シリーズだ。日本では新車3シリーズを1月に公開し、3月から4気筒モデルのデリバリーが始まった。

春になると日本市場での拡大が期待されるディーゼルエンジン仕様、さらにプラグインハイブリッド車、そしてストレート6とモデルを追加。「新型3シリーズ全体としての販売は順調に推移している」と自信に満ちた表情を浮かべた。

直近では、8月に発売を開始した新型1シリーズが「われわれの想定通り、日本でも若い世代を中心に発売初月から販売は順調だ」という。

こうした主力モデルを続々と市場投入することで、足元を固めてより上位モデルの再構築を狙っている。それが8シリーズだ。

初期導入となったクーペ30台についてはドイツから日本に空輸して対応するなど、日本ユーザーに対する手厚い配慮を強調した。

さらに今回の会見では、グランクーペの発売日として、8シリーズのフルラインナップに向けて、さらに一歩踏み込んだかたちだ。

会見後、筆者を含めた記者の囲み取材に応じたヴィードマンに、直接質問をぶつけてみた。

BMWプレミアム化 ロールスの顔色は

――会見の中で、プレミアムブランド、またはラグジュアリーブランドというキーワードが多く聞かれました。

BMWグループでは上位にロールス・ロイスがある中で、BMWというブランドの販売価格として上限を設けるイメージがありますか?

「M8などの上級モデルから、エントリーモデルの1シリーズまで、BMWブランドは近年、価格帯として極めて広い分野をカバーするようになりました」

「わたしがいうプレミアム性とは、こうしたモデルそれぞれについてを指しており、もちろんミニも含みます。日本市場でもこうした観点で、プレミアムなBMWを再構築していきたいです」

さらに、プレミアム性の再構築という観点では「きょう発表した、8シリーズグランクーペはまさに、BMWブランドとして次の戦略の入り口です。日本市場を含めた継続的な成長を狙います」と今後の抱負についても触れた。

この他、今回の会見では7シリーズを使った、レベル4の自動運転実験車両を持ち込み、最新技術におけるBMWのプレミアム性についても強調。

2度目の日本着任となったヴィードマンの、社長としての手腕に期待したいところだ。

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